栃木県警と宇都宮市「闇バイト」防止へ 啓発動画制作

とちぎテレビ

SNSやインターネットで犯罪の実行役を募集する闇バイトなどに青少年が巻き込まれるのを防ごうと、栃木県警と宇都宮市が協力して啓発動画を制作しました。

栃木県警察本部で行われた動画のお披露目式には、制作に携わった警察官と宇都宮市の職員が出席しました。

近年、SNSの普及によって青少年が犯罪の被害者にも加害者にもなりやすい環境になっていることから宇都宮市が栃木県警に依頼して啓発動画が制作されました。

動画は、青少年が巻き込まれやすい闇バイトやSNSを利用した犯罪、それに薬物乱用の3つの内容になっていて身近な犯罪の危険性を訴えています。

県警と市・町が協力して防犯を呼びかける動画を制作するのは初めての取り組みで、栃木県警は今後、ほかの自治体にも同じような動きが広まっていくことを期待しています。

栃木県警によりますと今年度、栃木県内ではSNSが関係する犯罪の被害にあった18歳未満の少年は19人でした。

一方、違法薬物で摘発された20歳未満の少年は15人で昨年度と比べて増加しているということです。

動画は、栃木県警察本部と宇都宮市の公式ユーチューブチャンネルで公開されているほか宇都宮市の教育委員会を通して中学生と高校生に授業などで見てもらう予定です。

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