【キャンプで学ぶ】子どもたちへ伝えたい「火」の面白さ、難しさ。ハピキャン×いなべ市で広げる「火育プロジェクト」

生活にもキャンプにも欠かせないツールである「火」 正しく扱えば頼れる存在、扱い方を誤れば危険な存在にもなる二面性を持っています。「子どもたちに"火"を楽しく学んでもらいたい」このような想いのもとハピキャンといなべ市による火育プロジェクト「ハピキャン de 火育」が開催されました。子どもたちは何を体験し、何を学んだのか。この記事ではイベントの模様をお伝えします。

※本記事にはプロモーションが含まれています。

火について楽しく学ぼう「ハピキャン de 火育」とは

ハピキャン編集部撮影

人々の生活を豊かにする「火」

火は日常生活から電気の発電まで様々な分野で活用され、火がなければ生活が成り立たないといっても過言ではありません。

ですが、最近は昔に比べて火に触れる機会が少なくなってきています。

「ハピキャン de 火育」イベント案内

そこで「子どもたちに火を楽しく学んでもらいたい」という想いのもと「ハピキャン de 火育」が企画されました。

「ハピキャン de 火育」はハピキャンといなべ市の合同企画です。

ハピキャンだから伝えられること、行政だから伝えられること、これら2つの目線が交わることで出来上がったイベントの模様をお伝えします。

「ハピキャン de 火育」コンテンツ紹介!ゲストや有名ブランドが多数協力

ハピキャン編集部撮影

「ハピキャン de 火育」は3月16日、17日に青川峡キャンピングパークで開催されました。

対象者はいなべ市在住で小学生のお子さまがいるご家族。

火について深く知ってもらうために定員は1日6組限定。聞くところによると応募多数で抽選だったようです。

ハピキャン編集部撮影

1日6組限定のハピキャンde火育でしたが、コンテンツは大型イベントに引けを取らないほどの充実していました。

どんなコンテンツで、どんなゲストや企業がやってきたのかご紹介します。

災害時にも役立つ「メスティン半自動炊飯体験」 presented by IMCO 究極のメスティン

ハピキャン編集部撮影

ハピキャンde火育では「火について学ぶ」だけではなく「自分のことは自分でやってみる」にも重きを置かれたイベントです。

そのため昼食作りも自分たちで。主体的にやってみないと学べないことはたくさんありますからね。

ハピキャン編集部撮影

参加者はメスティンと固形燃料を使った半自動炊飯に挑戦。

お米を浸水させて固形燃料で炊く。シンプルな工程ですが、これを覚えておくとキャンプだけでなく災害時にも役立ちます。

子どもたちは「こんなに小さい火でお米が炊けるの?」と興味津々でした。炊飯器が主流のいま、火でお米を炊くこと自体が貴重な体験なのかもしれません。

ハピキャン編集部撮影

メスティン半自動炊飯ではIMCO / 究極のメスティンを使用しました。

究極のメスティンはマーブルコート加工がされているため、炊飯だけでなく炒め物もできる優れもの。

調理できる範囲が広いため、非常時に備えて防災カバンの中に入れておくのも良さそうです。

ハピキャン編集部撮影

「ちゃんとご飯が炊けてる!」「カレーすごく美味しい!」

出来上がった昼食はすごいスピードで子どもたちの胃袋のなかへ吸い込まれていきました。やはり、自分で作ったものは格別なのでしょう。

ハピキャン編集部撮影

また、青川峡キャンピングパークのスタッフお手製のスパイスカレーも振る舞われました。

スパイスカレーとレトルトカレーのあいがけを楽しめるのはかなり贅沢。おかわりする子どもが続出の昼食でした。

ハピキャン編集部撮影

焚き火マイスター直伝「火起こし講座」 presented by 猪野正哉

ハピキャン編集部撮影

キャンプの醍醐味といえば"焚き火"。焚き火を上手く、そして安全に扱うためには焚き火をよく知る人に教えてもらうのが一番です。

そこで、講師にはハピキャンでもお世話になっている、焚き火マイスターの猪野正哉(いのまさや)さんをお招きしました。

ハピキャン編集部撮影

「どんなものが燃えやすいのか」「着火にはどんな薪が適しているのか」

猪野さんが実演も交えながら、ゆっくり丁寧に説明していたのが印象的でした。誤った知識で火おこしや焚き火をしてしまうと、大きな事故に繋がる可能性もあります。

ハピキャン編集部撮影

猪野さんの説明を受けたら、実際にフィールドに出て自然の着火剤探し。

「これが葉っぱなの?」と呟く子どもも。杉の葉は普通の葉っぱと形が違うから驚くよね。

今回は杉の葉を拾いましたが、松ぼっくりも自然界の着火剤と言われています。見つけたら一緒に拾ってみてください。

ハピキャン編集部撮影

麻紐をほぐして火おこしの準備を整えたら、ファイヤースターターで着火に挑戦。

「やったことないけどテレビで見たことある!」

意気揚々と子どもたちは挑戦していましたが、なかなかつけることが出来ません。ですが、誰ひとり投げ出さずに頑張っていましたよ。

ハピキャン編集部撮影

着火が出来たら、次はしっかりと焚き火を育てる。猪野さんにどんな薪をくべるといいのかを教えてもらいながら、子どもたちは焚き火を楽しんでいました。

火起こしの難しさ、焚き火を育てる大変さ、そして焚き火の楽しさ。

これらは実際に焚き火と触れ合わないとわからないこと。これからもこの感動を忘れずにいてほしいものです。

ハピキャン編集部撮影

「まぁ、結局はこれに限るんですけどね」

最後に猪野さんからプレゼントでステッカーが配られました。ステッカーには"火の用心"の文字。

基本的なことですが、絶対的に大切なことです。火を扱う際はこの言葉を忘れずにいましょう。

ちなみに黒ステッカーは猪野さん、白ステッカーは猪野さんの奥様の文字だそうです。このゆるさがたまらないですね(笑)

ガストーチの使い方を学ぼう「キャンドル作り」 presented by SOTO

ハピキャン編集部撮影

数多くのバーナーを世に送り出しているアウトドアブランド「SOTO」

SOTOブースではガスバーナーを使って、キャンドル作りを体験することができました。

ハピキャン編集部撮影

「キャンドル作りって難しくないのかな?」と端から見ていましたが、子どもでも出来るように工夫がされていました。

作り方は筒状のガラスに「ろう」を入れて、側面からガスバーナーで熱するだけ。

ハピキャン編集部撮影

ですが"熱するだけ"といっても扱うものは「火」です。

そのため、ガスバーナーの使い方や火口の向き、火を安全に扱うための心得などスタッフさんがしっかりとレクチャーします。

「怪我をしない、怪我をさせない」

夢中になると忘れがちですが、まずは安全に楽しんでこそ。子どもたちもちゃんと聞き入っていましたよ。

ハピキャン編集部撮影

完成したキャンドルはとても色鮮やか。自宅に飾ればインテリアとしても良さそうです。

火の頼もしさと恐ろしさを学んだ子どもたちなら、きっと安全に使ってくれるでしょう。

ハピキャン編集部撮影

ほかにもSOTOのソロテント「HORUS(ホルス)」の展示もありました。

こちらは子どもより大人のほうが食いついていました。ソロキャンプのロマンは大人にしかわからないかもしれませんね。

意外知らない?覚えておきたい「石油ストーブの使い方」 presented by GEAR MISSION

ひときわ大きなテントでブースを構えていた「GEAR MISSION」

「GEAR MISSION」は老舗石油ストーブメーカー「トヨトミ」のアウトドアラインです。

GEAR MISSIONブースでは、石油ストーブの仕組みや正しい使い方のレクチャーを受けることができました。

「石油ストーブは風に当たってはいけない」「去年の灯油は使ってはいけない」

知ってそうで、意外と知らなかった石油ストーブのルール。生活に寄り添うモノだからこそ、ちゃんと理解したうえで使うよう心がけましょう。

ハピキャン編集部撮影

ほかにも子どもたち大興奮のモルック大会が行われていました。

イベント中に一番歓声が上がっていたのは、間違いなくこのブースでしたね。

ハピキャン編集部撮影

遊び道具盛りだくさん「プレイスペース」 presented by ハピキャン

ハピキャン編集部撮影

休憩時間でも、ちょっとしたスキマ時間でも子どもたちはずっと遊んでいたいはず。

そこで、ハピキャンは遊び道具盛りだくさんの「プレイスペース」を作らせてもらいました。

ハピキャン編集部撮影

意外と難しくて夢中になるティキトス。

ティキトスは2台あったので「どっちが早く成功できるか」と即席のバトルも繰り広げられていましたよ。

ハピキャン編集部撮影

cancanCAPSの体験コーナーでは、子どもたちが自分たちで大会を開催。

ルールもなにもかもがフリースタイルで、見ているだけでほっこりしました。

ハピキャングッズも買ってもらえるようにお店も構えていました。

一番人気だったのはメ〜テレのマスコット「ウルフィ」のぬいぐるみ。一目惚れで買っていく方も多かったです。

ハピキャン編集部撮影

そしてイベント中は大西編集長自ら参加者をサポート。

イベントの準備、進行、サポートと一番タフに動いていたのは間違いなく大西編集長でした。

"火を知ることは自分たちの生活を知ること"火の面白さ、難しさを知った2日間

ハピキャン編集部撮影

3月16日、17日と2日間開催された「ハピキャン de 火育」

1日6組限定という小規模なイベントでありながらも、とても充実したイベントでした。

アンケートでは参加者全員の満足度が10点満点中の「10点」。満足度もこの上なく高かったことが伺えます。

ハピキャン編集部撮影

「大きな災害が起きたとき、行政のサポートが行き届かないことも想定されます。だからこそ、今日学んだことを減災にも活かしてほしいです」

こう語るのはいなべ市役所の佐藤祐孝さん。自然災害はいつ自分の身に降りかかるかわかりません。

火を正しく扱えるだけでも、災害時には大きなアドバンテージとなります。「楽しく学ぶこと」の根底には「自分のことは自分で出来るようになる」という目的もありました。

ハピキャン編集部撮影

「火を知ることは自分たちの生活を知ることだったんだ」

いつか子どもたちがこう思ってくれたら「ハピキャン de 火育」を開催した意義があったというもの。

ですが、そのためには大人たちも一緒に学び続けることが大切です。これからもそんな機会を創出したいとハピキャンは考えています。

ハピキャンが新しい試みに挑戦したときには、みなさん遊びにきてくださいね!

いなべ市ってどんなところ?実はメ〜テレと深い関係があります

「ハピキャン de 火育」の舞台となった三重県いなべ市。

いなべ市は三重県の最北端にあり人口は約4万5000人、面積の58%が山林という自然豊かな街です。

そして、ご存知ない方もいるかもしれませんが、実はアウトドアシティとして有名なエリア。

青川峡キャンピングパーク提供

今回の開催地となった「青川峡キャンピングパーク」

やまてらす提供

ペットと一緒にキャンプを満喫できる「やまてらす」

Nordisk Hygge Circles UGAKEI 提供

ノルディスクといなべ市が一緒に作り上げたキャンプ場「Nordisk Hygge Circles UGAKEI」とコンセプトの異なる3つのキャンプ場があります。

ひとつの市町村に3つのキャンプ場。ここまでアウトドアが盛んなエリアはなかなかありません。

いなべ市提供

アウトドアシティであるいなべ市ですが、令和2年7月にはSDGs未来都市に選定されました。

それだけでなく、SDGs未来都市のなかでも先導的取組を行う都市として「自治体SDGsモデル事業」にも認定されているんです。

☝️SDGs未来都市とは☝️

SDGs(Sustainable Development Goals「持続可能な開発目標」)達成に向けた優れた取組を提案した都市が選定されます。

また、いなべ市ではSDGsの活動に取り組んでいる企業や団体を「いなべ市SDGs推進パートナー」として認定し、市と連携してSDGsに取り組める制度を行っています。

ハピキャン編集部撮影

その「いなべ市SDGs推進パートナー」にメ〜テレも認定されており、いなべ市とメ〜テレの関係性は深いものとなっています。

アウトドアからSDGsに渡るまで、攻めの姿勢を忘れない「いなべ市」。これからもどんどん面白くなって行くでしょう。

読者の皆さんも一度遊びに行ってみてくださいね。

© ハピキャン