不妊治療や定住人口対策を 佐世保商議所青年部が市に提言 長崎

市に政策提言書を提出した佐世保商工会議所青年部のメンバーら=佐世保市役所

 佐世保商工会議所青年部は26日、地域経済活性化のアイデアをまとめた2023年度の政策提言書を佐世保市に提出した。不妊治療、定住人口に関する対策を柱にしている。
 若手経済人の視点で課題解決を図ることを目的に、13年度から実施。不妊治療については保険適用と補助金制度の選択ができる仕組みづくり、保険適用外の人に対する市独自の補助金制度を提言。定住人口に関しては民間のマッチングアプリとの連携、同青年部を主体にした人口増加プロジェクトチームの結成を盛り込んだ。
 メンバーが市役所を訪れ、指山立(りゅう)会長が田中英隆副市長に提言書を手渡し意見交換。指山会長は「出会いから結婚、出産、育児、人口の増加へとリンクする。目標は行政と同じ」、田中副市長は「若い人の視点が力になる。しっかり検討して市政に反映していきたい」と語った。

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