米沢蓮「数字以上に満足」 ショット、パットに手応え

岩手日報社など県内協賛企業による「いわてサポートパートナー」のロゴを肩口につけてプレーする米沢連

 米沢蓮は2アンダーで初日を終え「ショットやパッティングに手応えがあった。数字(スコア)以上に自分の中で満足できる内容だった」と振り返った。

 前半、6番ショートホールでティーショットを池に入れダブルボギーとしたが「ミスは起きるもの」と動じない。7、8番で2打目をともにピンそば約1.5メートルにつけて連続バーディーを奪った。

 後半も12番でボギーを打った直後のホールでバーディーを取り返すバウンスバック。シード選手らしい、技術の高さと気持ちの強さを見せた。

 パッティングは何度もカップの縁でボールが止まる“不運”があったものの「思った以上にグリーンが重かっただけ。狙ったラインに打ち出せている」と納得の表情だった。

 オフシーズンに出場した海外の3試合は全て予選落ち。仕上がりに不安はあった。それでも開幕戦で「オフの取り組みが形になっていると実感できた」。特に苦手意識があったドライバーは「平均飛距離が10ヤード延び、曲がり幅も小さくなった」と感触がいい。

 得意のショートゲームとかみ合えばビッグスコアが期待できそうだが「まだまだ始まったばかり。我慢強くやるだけ」と、2日目に向けて気持ちを切り替えた。

 今季から自身の応援プロジェクト「いわてサポートパートナー」(事務局・岩手日報社)のロゴを左袖に付けてプレー。ふるさとの応援を力に変え、上位を狙う。

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