「逮捕でもおかしくない」GKの卑劣な肘打ちから大乱闘に発展し試合中止、GKは8試合の出場停止に

[写真:Getty Images]

メキシコ3部リーグの試合で、GKの愚行から両軍の乱闘が起こり、試合が中止となった。
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試合途中で中止となったのは、25日に行われたリーグ第29節のラ・ピエダvsサラマンカの一戦。このカードはダービーマッチであったという。

サラマンカが0-2と2点をリードして迎えた74分に問題のシーンが発生。ラ・ピエダのCKのボールをキャッチしたサラマンカのGKアクセル・キロスがカウンターを狙う。それを防ごうとラ・ピエダのFWジョン・コルドバが前に立ちふさがろうとすると、GKはあろうことかコルドバの顔面に肘打ち。不意に強烈な一撃を食らったコルドバはピッチに倒れ込んだ。

当然、GKのキロスには即座にレッドカードが提示されたが、チームメイトを攻撃されたラ・ピエダの選手とキロスがヒートアップすると、両軍入り乱れての大乱闘に発展。その流れでGKのキロスは鼻から流血し、ピッチに到着した救急車での治療を余儀なくされていた。

結局、コントロールを失ったこの試合はここで中止に。衝撃の流血劇はSNS上でも反響を呼んでおり、「最低だ」、「逮捕されてもおかしくない」、「彼を放出しろ」、「これは怒るだろ」と様々なコメントが寄せられていた。

この件について、メキシコサッカー連盟(FMF)は29日までに声明を発表。最初に手を出したサラマンカのGKキロスは8試合の出場停止に。さらに、乱闘に加わったサラマンカの2選手とラ・ピエダの3選手に、4試合もしくは5試合の出場停止処分が下されている。

また、両クラブへの罰金に加え、観客がスタジアムに侵入したことで、ホームのラ・ピエダには今後のホーム2試合を別の会場で開催することが求められている。

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