トヨタ系ディーラーで過大請求、各地で判明 板金塗装で請求内容より安価な作業 富山でも

トヨタ系自動車販売会社の「トヨタモビリティ富山」は、28日、板金塗装の修理費用を過大請求していたと公表しました。富山県内のトヨタ系ディーラーでは、2社目です。

トヨタモビリティ富山によりますと、過大請求をしていたのは、2022年1月から2023年12月までの間に施工した7659台のうち53台で、金額は合計57万円です。

全国のトヨタ販売店で同様の事案があったことから、社内調査で確認したところ判明したということです。

過大請求が判明したのは県内のトヨタ系ディーラーで2社目です。

過大請求があったのは、2つのケースで、▼実際に使った油性の塗料よりも、高額な水性塗料を使用したとして計上していたもの、▼高機能のクリア塗装をすべき車に通常のクリア塗装をおこなっていたものです。

過大請求したのは、いずれも外注先が施工したものですが、塗装作業者に対しての指示や確認の仕組みが不十分だったことが原因で、見積もりと実際の作業内容の違いに気づけなかったとしています。

品川祐一郎社長は取材に対して、「あいまいな業務フローによりヒューマンエラーで見落としてしまった。お客さまに心からおわびする」と話しています。

トヨタモビリティ富山は今後、対象者に連絡をとり、差額の返金や再塗装などを進めていくとしています。

また、2022年1月以前の施工分についても心当たりのある人は連絡してほしいとしています。
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