チリ銅生産大手コデルコ、23年利益が34%減 今後は回復予想

[サンティアゴ 28日 ロイター] - 銅生産世界最大手のチリ銅公団(コデルコ)は28日、2023年の粗利益が31億2000万ドルと、前年から34%減少したとを明らかにした。操業と生産で困難が生じたことが背景。

23年の生産量は132万5000トンと、過去25年で最低となった。22年は144万6000トンだった。

コデルコのルーベン・アルバラド最高経営責任者(CEO)は声明で、「23年は生産・操業面で極めて困難な年だったが、これが生産の底で、今年は回復に転じると確信している。今後は前向きなニュースと緩やかな回復を予想しており、30年までに170万トンの水準に戻れるとみている」と述べた。

同社は24年の生産量を132万5000─139万トン、設備投資を40億─50億ドルとそれぞれ予想した。

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