ペットによる火災に注意 過去10年で54件発生

コロナ禍により自宅で過ごす時間が増加し、ペットを屋内で飼う人が多くなっています。NITE=製品評価技術基盤機構は、ペットによる事故が発生しているとし、注意を呼びかけています。

餌を探し、ガスコンロに近づく犬…誤ってガスコンロの操作ボタンを押して火がつきました。

NITEによりますと、ペットによる火災は一昨年までの10年間で54件発生し、そのうち3件でペットが死亡しました。

事故の理由として、ペットがコンロのスイッチを押したことでの発火がおよそ半数を占めていて、2件がペットの死亡事故につながっています。また、放し飼いにしているペットが配線器具や電源コードをかじり、感電したり、コードの断線によりショートして発火する事故も発生していて、注意が必要だということです。

NITEはペットを家に残して外出する際はコンロの主電源を切ったり、電気製品を使用しない時はプラグを抜き、ペットの行動範囲外に保管するなどの注意を呼びかけています。

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