“引く手あまた”のシャビ・アロンソ監督 古巣・リヴァプールの次期指揮官になる可能性は? 地元紙「少なくとももう1シーズンは……」

写真:リヴァプールの次期指揮官と目されていたX・アロンソ監督だが…… ©Getty Images

レヴァークーゼンを率いるシャビ・アロンソ監督の去就について、リヴァプールの地元紙『リヴァプール・エコー』が伝えている。

現在42歳のX・アロンソ監督は、今の欧州サッカー界で手腕を高く評価されている指揮官の一人だ。現役時代にレアル・ソシエダやリヴァプール、レアル・マドリードといったクラブで主力を務めると、バイエルン・ミュンヘンに在籍していた2017年3月に現役引退を発表。以後は指導者の道に進み、2022年10月には当時降格圏内に沈んでいたレヴァークーゼンの指揮官に就任した。

それまではレアル・マドリードユースやレアル・ソシエダBを指導した経験しかなかったため、ブンデスリーガの名門クラブを率いる実力があるのか疑問を抱く識者やファンも少なくなかった。だが、X・アロンソ監督は低迷するチームを見事立て直し、最終的に同シーズンはリーグ戦6位、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ベスト4という好成績を残した。昨年8月には、レヴァークーゼンとの契約を2026年夏まで延長。今季のレヴァークーゼンは圧倒的な強さを見せており、リーグ戦では2位のバイエルン・ミュンヘンに勝ち点『10』の大差をつけ、DFBポカール(国内カップ戦)では準決勝に進出、ELでも準々決勝進出を決めている。

レヴァークーゼン躍進の立役者であるX・アロンソ監督には、特にプレミアリーグ方面からラブコールが届いており、なかでも同監督が現役時代に在籍したリヴァプールはユルゲン・クロップ監督が今季限りで退任することもあり、“移籍先”の有力候補とされてきた。

だが、『リヴァプール・エコー』によると、X・アロンソ監督が今夏にリヴァプールの次期監督になる可能性は低い模様だ。同紙は「“レッズ”はX・アロンソが少なくとももう1シーズンはレヴァークーゼンに残ると見ており、他の候補者にターゲットを切り替えるつもりだ」と報じている。

なお、『リヴァプール・エコー』はリヴァプールの次期指揮官優先ターゲットとして、スポルティング(ポルトガル)のルベン・アモリム監督や、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督の名を挙げている。

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