「不適切にもほどがある!」ついに本日最終回。阿部サダヲ、クランクアップで「もし続きがあったら楽しみ」と期待

本日3月29日に最終回が放送される、TBS系連続ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜午後10:00)で、主演を務める阿部サダヲと、作品を彩る個性豊かなキャラクターを演じた仲里依紗磯村勇斗河合優実坂元愛登、三宅弘城、袴田吉彦、中島歩、山本耕史、古田新太、吉田羊が、それぞれの場所でクランクアップを迎えた。

「不適切にもほどがある!」は、コンプラで縛られた令和の人々に考えるきっかけを与えていく、脚本を宮藤官九郎が手掛ける“意識低い系タイムスリップコメディー”。主人公・小川市郎(阿部)が、ひょんなことから1986年から2024年の現代へタイムスリップし、令和では“不適切”なコンプライアンス度外視の発言をさく裂させていく。市郎がタイムスリップした令和で出会うシングルマザー・犬島渚を仲、アイドルに心酔するあまりその身なり言動をすべて完コピする男“ムッチ先輩”こと86年に生きる秋津睦実と令和に生きるその息子・真彦を磯村、86年に息子と共にタイムスリップする令和の社会学者・向坂サカエを吉田が演じる。また、市郎が男手一つで育てる17歳の一人娘・純子に河合、サカエの息子・キヨシに坂元が扮(ふん)している。

前回・第9話では、犬島渚(仲里)が後輩からハラスメント被害を訴えられたことをきっかけに休職。落ち込んでいる姿を見かねた市郎が最後のタイムスリップで渚を昭和に連れていくという、最後まで予測不能な展開で、最終回への期待がますます高まっている。

阿部は「皆さまお疲れさまでした! 出身である千葉でクランクアップできてよかったです(笑)。また皆さんとお会いしたいですし、もし続きがあったら楽しみだな…と思っています! よろしくお願いします! ありがとうございました!」と再会を期待。

仲は「皆さんありがとうございました! ドラマがとても話題になっていてすごくうれしいです。周りのみんなからもすごく反響があって、私はただ素晴らしい脚本を読んでいるだけなんですけど、“すごい”って言われて私までうれしくなりました(笑)。本当にこの素晴らしい作品に出られてすごくうれしかったです。ありがとうございました」と周囲からの反響への喜びを伝えた。

磯村は「皆さんお疲れさまでした! ムッチ先輩というまた一つ愛していただける役に、この作品を通して出会わせていただきました。本当に優しくて楽しい現場で1クール皆さんとご一緒できたことをすごくうれしく思っています。本当にありがとうございました!」と愛すべきキャラクターを演じられたことに感謝。

河合は「この『不適切にもほどがある!』がたくさんの人に見てもらって、面白いって思ってもらえて、愛される作品になったことが何よりうれしいなと思っています。この作品に参加できて、純子になれて本当に、なんて言い表していいかわからないくらいうれしいです」と作品との出合いへの喜びを伝え、「個人的には、これまで宮藤さんの作品を見てたくさん感動してきたので、中学生とか高校生の時の自分にこの作品に出るって言ったらすごくびっくりすると思います。ここまで夢見てきてよかったなと思うくらい、すごく幸せでした。私にとって宝物のような作品になりました! 本当にお世話になりました。ありがとうございました!」と万感の思いを口にした。

坂元は「向坂キヨシを演じられて本当に幸せでした。とにかく皆さんに助けられっぱなしで、皆さんのおかげで撮影を乗り切れたと思います! これからも初心を忘れずに、また皆さんとご一緒できるように頑張ります。本当にありがとうございました!」と今後のさらなる飛躍を誓う。

令和ではサカエの元夫、昭和では市郎の教え子でもあった井上昌和役の三宅は、「お疲れさまでした。終わってしまうのはとても寂しいんですが、これから苦しい時はサカエさんの“ケツバット”と小川先生の“バチン!”(頭をたたかれる動作)を思い出して頑張っていきたいと思います(笑)。ありがとうございました!」と印象的なシーンを挙げながらあいさつ。

登場人物たちが集まる喫茶店「SCANDAL」の昭和時代のマスター役・袴田は、「人生で初めてリーゼントにして、人生で初めてミュージカルをやりました(笑)。本当にいい経験をさせてもらいました! 楽しかったです。ありがとうございました!」と新たな挑戦を振り返る。

市郎の同僚教師・安森役の中島は、「僕は中学の時に『木更津キャッツアイ』(TBS系)にどハマりして、シナリオ本もその時に初めて買いました。磯山(晶)さんと金子(文紀)さんと宮藤さんが作る作品に多大な影響を受けて今に至るので、本当にこの座組に参加できたことが、いまだに信じられないような気分で、信じられないまま終わっていくような感じで…でも本当に幸せでした! 夢が一つかないました。なおかつこんなすごい影響力のあるドラマになったということも、すごく幸運だなと思います。皆さんとまたご一緒できるように頑張ります。本当にお疲れさまでした! ありがとうございました!」と、憧れの制作チームとの仕事がかなったことへの感激と喜びを語った。

令和で市郎が勤めることなったEBSテレビのプロデューサー・栗田一也役の山本は、「本当にたくさん楽しませていただいた作品でした。その集大成として今日撮影したシーンの出来上がりが本当に楽しみです! これも遊び心がある現場だからこそできる賜物(たまもの)だったような気がしています。お疲れさまでした!」と最終回への期待が高まる言葉で締めくくった。

渚の父で、純子の夫でもある犬島ゆずる役の古田は、「この1月クールは3本のレギュラーをやっていたんですが、3本とも入院している役でした(笑)。これからもよろしく!」と笑いを交えてコメント。

そして、吉田は「皆さま本当にお世話になりました! 楽しかった! 一生分“おっぱい”って言いましたし、恐らく私は今後未来永劫“宜保愛子”って呼ばれるんだろうなと思います(笑)。本当にこんなに面白い役をあてていただきありがとうございました。気持ちのいい皆さんとご一緒できて幸せでした。またご一緒できるように頑張ります!」と、一生の思い出となる役を演じられたことへの思いを述べた。

最終回。タイムマシンバスが運行できるのも残り1往復となった。ついに昭和に戻る決心をした市郎は、令和での身辺整理を着々と進めていた。最後のタイムスリップは、落ち込んでいる渚のために使おうと決めた市郎。秋津やゆずる、井上らに別れを告げ、渚と共にバスに乗り込み昭和へ向かう。

昭和に戻り、すっかり真面目な受験生となった純子に再会した市郎。だが、変わったのは純子だけではなく、令和になじんだ市郎の内面もまたアップデートしていた。昭和マインド全開の中学校の在りように疑問を持ちつつ、これから起こる自分たちの未来について思いをめぐらせた市郎は…!?

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