考案したスマホアプリのメリット、ラップ調で紹介 京都共栄学園高校が全国大会「企業賞」に

買い物を便利にするスマートフォンアプリを提案し、企業賞を獲得した生徒たち(京都府福知山市中ノ・福知山市厚生会館)

 京都共栄学園高校(京都府福知山市篠尾)の1年生5人が、2月下旬に東京都で開かれた探究学習の成果を競う「クエストカップ全国大会」に初出場し、上位14チームに贈られる「企業賞」を受賞した。

 5人は協賛企業の総合スーパー・イオンリテール(千葉市)が提示した「くらしの新常識を提案せよ!」という課題に応じ、日常生活で不便に感じた出来事を話し合い、買い物の利便性を高めるスマートフォンアプリの企画を練り上げた。

 140チームが出場した大会では、欲しい商品の在庫状況やフードコートの混雑状況、駐車場に止めた車の位置などが分かるアプリのメリットをラップ調で披露した。発表方法の斬新さが審査員に高く評価されたという。

 サブリーダーの女子生徒(16)は「みんなで印象に残るプレゼンテーションを心がけた。探究学習の楽しさに触れることができた」と受賞を喜んだ。

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