パックンが子どもとやってるお金の習慣「買わずに済む方法」「お金が必要な時は親にプレゼン」

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かつてはお金で苦労していたパックン。だからこそ資産家となった今、伝えたいことがあります。子どもたちには僕みたいにお金で苦労させたくない。でも、お金があるのが当然と思ってほしくないから、普段から金銭教育をしているよ。

パックン'S FAMILY!
パックン(53歳)、ママ(45歳)、長男(17歳)、長女(15歳)。

年齢は関係無し!全部わからなくてもいいから普段から、お金の話をどんどんする

うちは話題にタブーなし。普段からなんでも話して聞ける関係のほうが、お金の理解も深まるし、困った時に相談もしやすいと思う。聞かれたら、収入のことだって答えるよ!

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「この家はいくらだと思う?」
「6000円稼ぐには何時間働かなきゃいけないと思う?」

欲しい物があったらまずは、「買わずに済む方法」を一緒に考える

漫画なら友達と貸し借りできない?とか、服なら似たような服持ってない?とか、本当にお金を出す必要があるかを一緒に考えます。それでも欲しい物は誕生日かクリスマスまで我慢!

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お金は無限にある物じゃなく、欲しい物を手に入れるには、努力も我慢も計画も必要ってわかってほしい!

会計は一緒にして“買い物の仕組み”を体験で覚えさせる

子どもとの買い物は金銭感覚を鍛えるチャンス。「今日は3000円以内に収めよう」とゲーム感覚で予算を守ったり、レジで分割払いや手数料の仕組みなどを話したりしているよ。

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「リボ払いは絶対にダメ!」と教えています。

毎年クリスマスに80万円を贈って、「未来の自分たちのため」に一緒に投資信託を買う

「君が75歳になるまで売らずにいたら、このお金は大きく殖えて2000万円以上になる可能性もある」と、資産形成を学ばせてるよ。自分で育てる投資信託を後ろ盾に、お金を理由にあきらめない人生を送ってほしい。

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将来、子どもたちに残す遺産の代わり!贈与税を課されることもないよ。

小遣い制度は無し。お金が必要なときは親にプレゼンしてもらい、金銭感覚も磨かせる☆

友達と遊びに行くから3000円ちょうだい、では却下。交通費や施設代などを調べて、必要な理由と予算をきちんと説明してもらう。そのうえで、適正額を渡しているよ。

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お金を稼ぐ疑似体験として、「対価として、家の仕事を手伝う」など、交渉させることもあるよ。

外出時の飲み物は、自販機ならぬ“持参水”。家族全員、マイボトル必須!

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我が家では、外で飲み物を買えるのは持ってきた水筒が空になったときだけ。水筒を忘れた人は公園の水で我慢するルールです。徹底できてはいないけど、喉が渇くのは予測できるわけだし、安易に買う習慣をつけたくないんだ。

日本の夫婦の皆さんへ!もっとお金の話をするためのアドバイス

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日本人の夫婦はお金の話に気負い過ぎ!?もっとフランクにお金の話ができるようにするために、パックンがテクニックを伝授!

お金の話をするのが気まずいなら、「やりたいこと」「行きたい場所」など、楽しい話題から始めてみて!

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ハワイ行きたいよねとか、楽しい話でまず盛り上がろう。そのとき、ぜひ紙にメモして。優先順位の整理や、予算をちょっと計算するのに役立つし、後日お金の話がしやすくなるよ!

今、アメリカでも注目されているHOTな方法 ロマンチックなシチュエーションで家計会議をする “マネーデート”に誘ってみない?

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アメリカでは少しいいレストランでお金の話をするカップルが増えているんだって。気分よく家計の話ができれば未来にプラス。おいしいワインや食事に投資するのもありかもね!

<教えてくれた人>
著書のマネー本が話題のお笑い芸人 パックン(パトリック・ハーランさん)
芸人・東京工業大学非常勤講師。情報番組でコメンテーターも務める。17歳の男の子と15歳の女の子のパパ。著書に『無理なく貯めて賢く増やす パックン式 お金の育て方』(朝日新聞出版)。

参照:『サンキュ!』2024年4月号「お金のプロ&貯め達人がリアルにやってる習慣」より。掲載している情報は2024年2月現在のものです。構成/出下真紀 編集/サンキュ!編集部

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