ヨルゴス・ランティモスの映画『憐れみの3章』エマ・ストーンとのタッグ再び、信念や支配がうごめく3部作

映画『憐れみの3章』が2024年9月27日(金)より全国公開。監督はヨルゴス・ランティモスが務め、エマ・ストーン、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーなどが出演する。

映画『憐れみの3章』3部構成の強烈な物語

ヨルゴス・ランティモスが監督を務める新作映画『憐れみの3章』は、ストーリーやキャスト陣が演じる役柄がすべてが異なる3部作で構成。選択肢を奪われ、自分の人生を取り戻そうと格闘する男、海で失踪し帰還するも別人のようになった妻を恐れる警官、卓越した教祖になると定められた人物を懸命に探す女を捉えた3つの奇想天外な物語を描き、“信念・強制・支配”がうごめく強烈な世界を映し出す。

ヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーン、3度目のタッグ

出演者は、映画『哀れなるものたち』でプロデューサーと主演を務めたエマ・ストーンをはじめ、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリーが再集結。ヨルゴス・ランティモスとエマ・ストーンは、映画『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』に続いて3度目のタッグとなる。

そのほか、マーティン・スコセッシが監督を務めた映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に出演したジェシー・プレモンス、映画『ザ・ホエール』でアカデミー賞助演女優賞にノミネートされたホン・チャウ、ディズニー&ピクサーのアニメーション映画『マイ・エレメント』など話題作で活躍するママドゥ・アティエ、さらに映画『ハンガー・ゲーム0』で主人公のいとこを演じた新鋭ハンター・シェイファーなどが名を連ねる。

豪華俳優陣がどのような役柄を演じるのか、3つの物語の先で彼らを待ち受ける運命とは?今後の続報に注目だ。

エフティミス・フィリップが共同脚本

なお、共同脚本は、ランティモスが監督した映画『ロブスター』や『聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア』でも脚本を務めたエフティミス・フィリップが担当する。

カンヌ国際映画祭、ジェシー・プレモンスが男優賞受賞

『憐れみの3章』は第77回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、ジェシー・プレモンスが男優賞を受賞。ヨルゴス・ランティモスがつくりあげる新たな世界観に期待が高まる。

【作品詳細】

映画『憐れみの3章』
公開日:2024年9月27日(金)
監督:ヨルゴス・ランティモス
出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファー
原題:KINDS OF KINDNESS

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