れいわ新選組・たがや国対委員長が明かす、支持率上昇の理由とは?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2024年3月26日に公開された動画のテーマは「れいわ新選組の支持率が上昇し続ける理由とは」

政治不信がささやかれる中でも結成以来順調に支持率を伸ばす、れいわ新選組。

ゲストのれいわ新選組国対委員長のたがや亮・衆議院議員は、党の政策が浸透し、「野党らしい野党」であることが評価につながっていると分析します。支持率拡大の歩みと、今後の目標と戦略について伺いました。

【このトピックのポイント】
・れいわ新選組、支持率アップは国民に政策が浸透したから
・さらに支持率を伸ばすためには、小選挙区での地道な活動を
・「壊れゆく日本を止める」ため、れいわ新選組の成長目標は

たがや氏のプロフィールは以下の通りです。

1968年、東京都生まれのたがや氏。國學院大学在学中に飲食店を起業し、多店舗を経営。話題店も多数プロデュースしてきました。家業が喫茶店とのこと、小学生の頃から、キャベツの千切りやりんごの飾り切りなどはお手のものだったそうです。

友人の米長晴信氏(元参院議員)の誘いで、小沢一郎氏が立ち上げた国民の生活が第一の結党大会に参加したのがきっかけで、政治の道を志したたがや氏。

2012年に、初めての選挙挑戦から2021年の当選まで、幾度となく選挙にチャレンジした中では、心が折れそうになったことも数知れないとのことですが、経済が悪化し、中小零細企業がどれほど努力を重ねても立ちゆかない現状、自らが政治の力で立ち直そうと立ち上がったと述懐します。

有権者の頃は政権交代の効果を期待して民主党を支援したものの、消費税増税をきっかけに第三極を目指すようになったたがや氏にとって、れいわ新選組は、経済政策が一致していることに加え、「弱きを助け、強きをくじく」マインドの強さが魅力的だったとのこと。

初当選と同時にれいわ新選組の国対委員長を務めていますが、議員が8名にも増えた現在では、「ここでは言えないような秘密の交渉で勝ち得たものがいっぱいあります」と微笑みます。

今回は以下の質問からいくつかピックアップしてたがや氏に回答していただきました。

れいわ新選組 右肩上がりの支持率の秘密は?

2019年に結党し、今年で5年目を迎えるれいわ新選組。右肩上がりの支持率を見て、たがや氏は「国民の期待に応え、徐々に徐々に浸透してきている」と振り返ります。

たがや亮氏「最初は、当たり前のことだけど露出が少なかった。委員会でも取り上げてくれない状況の中、昨秋までの衆院予算委員会などで目立った部分もあったと思うんですよね」

れいわ新選組といえば、党首とのおしゃべり会やオンラインフェスなど、有権者に政策を届ける活動が盛んです。

たがや氏の千葉11区(茂原市、東金市、勝浦市など、千葉県外房地域)は、17市町村に立憲民主党の議員がひとりもいない「保守が強い地域」のため、まだ大きな変化は見られないとのことですが、「『どの党でもたがや君を応援するよ』という人は増えてきていますね」と、手応えを感じているようです。

たがや氏「それから、まだ完全ではないんですけど(山本太郎)代表に関する印象が、少しずつ変わってきているのを感じます」

たがや氏は、れいわ新選組の経済分野の主張がまともだと評価され始めていることと、「自民党の暴走を止められる『野党らしい野党』という点が、国民感情に少しずつ反映されてきているのではないか」と分析します。

れいわ新選組、さらに支持を増やすには?

れいわ新選組がさらに支持率を増やしていくために、たがや氏はどのような課題意識を持っているのでしょう。

たがや氏は、個人的な意見としながらも、これまでにれいわ新選組が勝ち取ってきた支持は、「委員会や街頭演説、おしゃべり会……空中戦が主流」と冷静に分析。これからは、ご自身を含めた小選挙区を持っている議員や予定候補者が、「戸別訪問をしっかりして愚直に地道な作業をするのが一番」と表情を引き締めます。

たがや氏「ローマは一日にしてならないですから」

選挙期間中、反対意見に出会った時の対応策や、そもそも言われることが変わったことがあるか、という問いに対してたがや氏は、「僕はもともと持論を曲げないタイプ。有権者でも説教してしまう。『応援しなくていいよ』って言ってしまうタイプ」と笑います。

とはいえ、「その場しのぎでやったところで本当の支援者は作れない」とたがや氏は冷静にコメントします。

新人で1回生なんだから、聖人君子のようにやるよりも、荒削りだけれどブレずにいて、伸びしろがあると受け止めてもらったほうが有権者にとってわかりやすい」と、党の政策や第三極というポジショニングを生かした、戦略的行動のようです。

たがや氏「日和っちゃう人ってダメじゃないですか、ブレたりとか。考え方がすぐ変わっちゃう……いっぱいいますから。名前が出そうになっちゃった(笑)」

れいわ新選組の支持を増やすためにどういう層に訴えかけたいか、という問いに対しては、たがや氏は、「若年層を大事にしたい」と即答。

それも、選挙権を持つ18歳からでなく、それ以下の年代に対しても、わかりやすく、2年後、3年後を見据えてしっかりと組み立て、理解や共感の基盤を育みたいと展望します。

また、世代を分断するような世論の動きに対しても、「高齢者に対してもケアが必要」と目を配ります

たがや氏「(民主党の『コンクリートから人へ』に対し、)我々は『コンクリートも人も』をテーマなので、お年寄りにも理解していただけるように活動することがすごく大事だなあと思っています」

今の支持層の主流は40代以下。高年代からも支持を得られるよう戦略を考える必要があると

経営者層の支持はどうなっているのでしょうか。

たがや氏は「私の周りは私に忖度してくれる」と言いながらも、れいわ新選組の政策が多岐にわたることが、足元の現実を重視する経営者層に受け入れにくくなっている点を懸念します。

たがや氏「今までの政治を見てしまうと、れいわ新選組の政策は現実的だけれども、できるかどうか、少し信じがたく聞こえてしまう。すべてを網羅するよりも、少し絞って上手にアピールすることも大事ではないかと、個人的には考えます」

たがや氏の地元の千葉11区という特殊性については?

千葉県の外房地域である千葉11区は、南北に100km以上ある、広い選挙区です。しかも野党がほとんどいない、保守層の厚い地域です。高齢者層が圧倒的に多く限界集落化が進む地区も少なくありません。たがや氏は「2009年に政権交代した時も、千葉11区と12区だけはひっくり返らなかった」と当時を振り返ります。

たがや氏「だから、(千葉11区で)行きたかったというのもあります。だって、野党の候補者が誰も出たがらないんですもの。安泰でしょ?ある意味」

保守の岩盤地域にドリルで穴を開けるか。

たがや氏は、経営者ならではの緻密な計画と勝負勘で「蟻の一穴が開けば、あとは壊れる。有権者の声をしっかり聴くこと」と力を込めます。

れいわ新選組はどこまで成長する?ズバリ、目標値は

MC伊藤由佳莉「れいわ新選組が、今後さらに支持を増やしていく際の目標値は?」

たがや氏は、「単独で自民党の支持率を超えること。時間はかかるけれど、それが目標値」と断言します。

「まともにやれば10年やそこらはかかるだろう」と予測しながらも、山本

代表が常々「我々には時間がない。日本が壊れる速度が速くなっている」と訴える中、あらゆる手段を使って自分たちの政策を反映させていくために必要な目標、と力を込めます。

れいわ新選組の政策実現のため、たがや国対委員長の活躍に期待しましょう!

動画本編はこちら!

支持率上昇のれいわ新選組、目標は?国対委員長、戦略を語る!

選挙ドットコムちゃんねるは毎週火曜日から日曜日に公開!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

政治家限定!
\選挙の最新情報をLINEで配信中/

友だち追加

© 選挙ドットコム株式会社