スマホから離れ、未知の旅へ──AIコンパス「TERRA」を持って冒険に出よう

情報社会の現代。パソコンやスマートフォンだけでなく、スマートウォッチも登場し、メールやらSNSやらの通知を伝えてきます(それも、ひっきりなしに!)。

そんな喧騒から少し離れて、自分ひとりの時間をじっくり楽しみたい──そんな願いを叶えてくれそうなガジェットが登場しました。

今回はAIコンパスの「TERRA」を紹介します。

コンパスの針と振動で、未知のルートを案内するAIコンパス

TERRAは、ポケットサイズのAIコンパス。

公式サイトには“Not all those who wander are lost.(筆者訳:彷徨う者全てが迷っているわけではない)”と、『指輪物語』からの引用文が掲げられており、放浪する気持ちを高めてくれます。

TERRAに対してプロンプト(命令文)を入力すると、その意図や利用可能な時間、座標を把握しルートに変換。

移動中は、ガジェットの表面にコンパスの針が表示。その針の指す方向と振動によるフィードバックで、ルートを案内します。

「常に携帯電話に気を取られている私たちに、別の道を提供」

TERRAのコンセプトは「常に携帯電話に気を取られている私たちに、別の道を提供」すること。

デジタルデバイスから離れて現実や自然に目を向ける、デジタルデトックスが求められる今にピッタリのガジェットです。

TERRAの示すルートは、一見すると気まぐれな未知の旅のよう。ですが、必ず出発した場所へと戻してくれる設計になっているとのこと。

また、TERRAはオープンソースによって開発されており、GitHubでTERRAを構成するソフトウェアのデータを公開。

誰でもソフトウェアをダウンロードし、CADデータを3Dプリントしすることで、自分好みのTERRAをつくることができます。

情報化社会の通知の煩わしさから逃れてさまよい歩く。TERRAを片手に歩けば、そんな経験を楽しめそうです。

© 株式会社カイユウ