中止に小林夢果「また同じ思い」 原英莉花は“がっつり”トレーニング

ツアー初優勝を目指す20歳の小林夢果(写真は初日)(撮影/村上航)

◇国内女子◇ヤマハレディースオープン葛城 2日目(29日)◇葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡)◇6564yd(パー72)◇雨

前日から降り続いた大雨の影響で、大会2日目の競技は中止になった。前日の段階でもともと午前7時に予定していたスタートを9時開始に変更したが、この日3度の変更を挟んだのち中止を発表。インの第2組目で準備をしていた小林夢果は「ちょっときついですね」と肩を落とした。

初日3アンダーで回り、首位とは3打差の11位からのスタート。「たぶんサスペンデッドになるのかなって考えていた。だから、有利かなって思っていたけど中止になっちゃって」。4日間72ホールを回ることを考えれば少しでもホール数を消化して終盤にかけて体力温存していきたいところ。

前週「アクサレディス」では2日目を終えてトップと3打差の3位につけ、最終日最終組の位置から初優勝を狙っていた。しかし、降雨によるコースコンディション不良のため最終ラウンドの中止が決定した。「また同じ思いでちょっときついですけど、あしたに期待しようかな。伸ばし合いになると思う。あしたが結構大事」と気を引き締め直した。

原英莉花はトレーニングへ(撮影/村上航)

小林の1つ後ろの組になる原英莉花はこの日、午前4時に起きて準備に取り組んでいたという。「絶対に遅れるとは思っていた。ケアしてもらったり、普通に準備していましたね。コースコンディション不良とあったけど、そんなに早く回復しないよなとも」と残念がった。

ただ、天候となれば仕方がない。「がっつりトレーニングもできていなかったのでしっかりトレーニングしようかな」と気持ちを入れ替えた。あす第2ラウンドは1アンダー29位から臨む。

1打差を追いかける竹田麗央(撮影/村上航)

5アンダー2位で、午後0時45分スタートだった竹田麗央も会場入りしており、午前7時半に起床後“2度寝”してきたという。「久しぶりの4日間大会で楽しみにしていたのでできれば72ホールやりたかった」と話しつつ、「天気でしょうがない部分はある。また明日から頑張りたいです」と意気込んだ。(静岡県袋井市/石井操)

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