上海のサービス消費に五つの特徴

上海のサービス消費に五つの特徴

中国上海市青浦区岑卜(しんぼく)村でカヤックに乗る人たち。(資料写真、上海=新華社記者/劉穎)

 【新華社上海3月29日】中国上海市商務委員会の朱民(しゅ・みん)主任はこのほど、同市政府の記者会見で、上海のサービス消費は全体的に見て、次に挙げる五つの特徴を示していると説明した。

 ①サービス消費に新たな業態、新たなモデルが多く誕生した。リアルゲームをはじめとする没入型の体験エンターテインメント、ウィンタースポーツやエクストリームスポーツをはじめとするアウトドアスポーツなど、新たな業態が次々と登場した。

 ②サービス消費の各分野に融合型発展の傾向が見られた。「ビジネス、観光、文化、スポーツ、展示会」の融合が加速し、複合商業施設内の劇場、フィットネスジム、ローラースケート場、ボードゲーム、美容医療などのサービス業態が急速に発展した。

 ③サービス消費のデジタル化がさらに進んだ。デジタル技術の急速な進歩は第5世代移動通信システム(5G)、VR(仮想現実)、人工知能(AI)の利用を加速させ、メタバースなど新たな消費の成長分野を生み出した。

 ④サービス消費の国際化、ブランド化の流れが顕著となった。世界的なスポーツ競技大会が多く開催されたほか、海外の数多くの優秀な文化作品が上海で初めて公演、上映、展示された。

 ⑤サービス消費市場の多層的で質の高い商品の供給が日増しに充実した。ヘルスケア、介護、教育、家事代行などの分野のサービスは質が向上しつつあり、市場化、多様化、多層的な需要に対応する質の高いサービス商品がますます増えた。

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