「紅麹」問題 道内でも自主回収相次ぐ

小林製薬の「紅麹」を巡る健康被害問題。厚生労働省が全国の企業にこの紅麹を原料に使っている製品の自主点検を要請したことを受け、道内でも自主回収の動きが広がっています。

問題を巡り、厚労省はきのう、全国の225社に製品の自主点検を要請しました。対象は、小林製薬が紅麹原料を直接卸している企業や、この企業から紅麹原料を入手している企業で、金丸富貴堂旭川本社や函館の北食など道内6社が含まれています。

このうち札幌の社会福祉法人さくら協働福祉会は、中央区の元気ショップなどで販売したクッキーなど7種類を自主回収していると札幌市保健所が発表しました。

また、岩見沢の菓子店パティスリーそらかでは、販売していたエクレアに紅麹原料が使用されていたことを受け、商品の販売を中止し返金の対応を取っています。

道によりますと、道内の保健所に健康に関する相談や事業者からの問い合わせがおとといまでに28件寄せられています。

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