見上愛、亀梨和也主演ドラマ「ゲームの名は誘拐」に出演「緊張感が生きる作品」

連続ドラマW 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」

見上愛が、亀梨和也主演の連続ドラマ W 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」(全4話)に出演する。本作の放送・配信スタートが、6月9日午後10時からに決定した。

本作の原作は2002年に刊行された東野圭吾の小説『ゲームの名は誘拐』(光文社文庫刊)。主人公の広告代理店の敏腕プランナー・佐久間駿介が、手掛けていた大型プロジェクトから突如降板させられたことを機に、自分を引きずり下ろした大企業の副社長に一矢報いるため、その娘と共謀して狂言誘拐を企てたことから始まるミステリーだ。

2003年に一度実写映画化され、2020年には本作を原案としたドラマが中国で制作されるなど、長年にわたり世界中のファンを魅了してきた人気作である。WOWOWと東野のタッグは、2021年の連続ドラマ W東野圭吾「さまよう刃」以来3年ぶり9作目。脚本を「SUITS/スーツ」(フジテレビ)、「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日)の小峯裕之、監督を「連続ドラマW ギバーテイカー」「連続 ドラマW シャイロックの子供たち」ほか数々のWOWOWドラマを手掛ける鈴木浩介が務める。

亀梨演じる主人公の佐久間と共謀し、狂言誘拐を繰り広げる葛城樹理(かつらぎ・じゅり)役を演じるのは、WOWOWの連続ドラマへの出演は2022年の「連続ドラマW 両刃の斧」以来約1年半ぶり2度目となる見上愛。

佐久間が手掛ける大型プロジェクトのクライアントである大手自動車メーカ ーの副社長・葛城勝俊の娘である樹理は、葛城と愛人との間に生まれ、その 後葛城家に引き取られた境遇をもつ。家庭内で虐げられる自分を世間体を 気にして家に閉じ込めてきた葛城を恨み、いつかひと泡吹かせたいという思いを抱えた役どころだ。そんな樹理の前にある日、葛城によって進行中のプ ロジェクトから理不尽に降板させられた佐久間が現れる。自分と同じように葛 城に恨みをもつ佐久間に樹理は、「私を誘拐して」と話を持ち掛けることに。

こうして始まる“誘拐犯”佐久間と“共犯者”樹理の身代金3億円をかけた“誘拐ゲーム”。しかし佐久間の思惑に反し、完璧だったはずのゲームの歯車は徐々に狂い始める。

葛城との一進一退のスリリングな駆け引きを攻略するべく協力し合ううち、互いに共犯者以上の感情が芽生えていく2人。放送中のNHK大河ドラマ「光 る君へ」をはじめ、話題作に続々出演、今春には主演映画も公開されるなど勢いに乗る新世代の注目俳優・見上が、自分を誘拐した佐久間と恋に落ちていく樹理という難役をどのように演じるのか。

さらに、佐久間と樹理を追い詰める“最恐の敵”葛城勝俊役を演じるのは一体誰なのか。近日発表予定。

葛城樹理役 見上愛コメント

――「連続ドラマW 両刃の斧」以来のWOWOWドラマへのご出 演で、物語のヒロインという重要な役柄を演じられます。オファーを受けた際のお気持ちをお聞かせください。

小説や映画化などでも話題になっていた作品でしたので、 お話をいただいたときは、純粋にうれしかったです。手元に 台本が届き、小説を読み終わり、共演者の方々のお名前を伺い、衣装合わせを行い......と、撮影が近づくに連れて、 緊張感も増していきましたが、きっとこの緊張感が生きる作品だろうなと、不思議と落ち着きもありました。 ――葛城樹理という人物について、脚本を読み、実際に演じられてどのように感じましたか。また、演じる上で心掛けたこ とがあればお聞かせください。

かなり演じがいのある役だと感じました。自由奔放に見えたり、繊細に見えたり、ミステリアスに見えたり、策士に見えたり......と、いろいろな面がある女の子です。それを佐久間や父親との騙し合いの中で、計算して出していたり、そうでなかったりする子だったので、演じているうちに、自分でも何がうそで本当か分からなくなってきてしまい、私自身もかなり騙され振り回されました(笑)。 ――亀梨和也さんとご共演されての印象や、撮影時の印象的なエピソードなどがあれば教えてください。

小さいころからテレビで拝見していた方でしたし、初めてお会いした時はオーラに驚いてしまって、あまり自分からは話しかけられませんでした。 ですが、初日の撮影後に、「いい作品になりそうだね!気になることとかがあれば随時遠慮なく話し合って一緒に作っていきましょう」というような言葉をかけてくださって、気を張りすぎずに撮影に臨むことができました。そして、亀梨さんは常に気さくに話しかけてくださり、とにかく気が回る方なのですが、ちょっとお茶目なところもあって、撮影は毎日和やかな雰囲気でした。 ――放送を楽しみにされている視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします。

原作などでトリックを知っている方も、まだ知らない方も、それぞれ違った楽しみ方のできる作品になったと思います。 会話劇の中で織りなされる3人の心理戦に、ぜひ騙されて振り回されてみてください!

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