リニア2027年開業を断念 「静岡県でのトンネル工事の遅れが影響」

JR東海はリニア中央新幹線の2027年の開業を断念する方針を示しました。静岡県でのトンネル工事の遅れが影響しているということです。

静岡県でのトンネル掘削に向けた国の有識者会議で、JR東海は「静岡県内での工事の遅れが開業時期に直結していて2027年の開業は実現できない」と表明しました。
JR東海は2017年に静岡県内での工事契約を結んでいますが静岡県が水資源や環境保全対策などをめぐり着工を認めていません。
JR東海は「新たな開業時期を見通すことはできないが、早期の開業を目指して静岡県と対話を進め全力を挙げて取り組んでいく」としています。
駅が出来る飯田市では、駅前の活用について話し合うなど、開業に向けた準備が進んでいます。

© 長野朝日放送株式会社