今治沖で貨物船白虎とケミカル船が衝突し3人死亡 ケミカル船の韓国人船長は検察審査会で不起訴不当も、再び不起訴 白虎の二等航海士は有罪判決

今治沖で貨物船とケミカル船が衝突し3人が死亡した事故で、検察審査会から不起訴不当の議決を受け改めて捜査が行われていたケミカル船の船長について、松山地検は29日、再び不起訴処分としました。

この事故は2021年5月、今治沖の来島海峡でケミカル船と衝突し沈没した日本の貨物船「白虎」の乗組員3人が死亡したものです。

松山地検では業務上過失致死傷などの疑いで書類送検されたケミカル船の韓国人船長を不起訴としていましたが、今年1月、松山検察審査会が不起訴を「不当」と議決したことを受け、改めて捜査していました。

そして、松山地検は29日ケミカル船の韓国人船長を「証拠関係に照らし」、再び、不起訴としました。

一方、同じ罪で起訴された白虎の二等航海士は先月15日、高松高裁で控訴が退けられ、上告しています。

© 株式会社あいテレビ