“3戦連発”は「もちろん狙います」。連勝中の横浜FCで伊藤翔が抜群の存在感。新FW加入も「一緒に切磋琢磨していければいい」

横浜FCの伊藤翔が絶好調だ。

開幕からの4試合はいずれも途中出場だったが、5節・群馬戦で今季初先発を飾ると、11分に福森晃斗の右CKからヘディングシュートを叩き込み、さっそく結果を残す。チームはこの1点を守り抜き、1-0で勝利を収めた。

伊藤は6節・鹿児島戦(4-0)でもスタメン起用され、2ゴールの活躍ぶり。開始3分に山根永遠のクロスを右足ダイレクトで流し込めば、33分にはPKを仕留めた。

2戦3発。3月30日に行なわれる7節・仙台戦では“3戦連発”に期待がかかる。伊藤は「それはもちろん狙います。出る以上は、狙っていきたい」と意気込む。

「良い流れで今は来ている。チームも勝っているし、これをまず途切れさせないように。連勝、連勝でいきたいと思います」

仙台戦を数日後に控えたトレーニングでも、軽快にネットを揺らしていた。調子は良さそうだ。

「ミートの感じも別に悪くない。あと、ちょっと暖かくなってきたし、天候と同時に、身体も温まってきましたね(笑)」

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先日には、浦和からFW髙橋利樹の加入が発表された。前線のポジション争いはまた激しくなりそうだが、35歳の熟練アタッカーはむしろ歓迎する。

「良い選手が来て、チームが勝つのであれば、それは良いこと。どのチームにも競争は毎年、毎週、毎日あるから。一緒に切磋琢磨していければいい」

いずれにせよ、目下連勝中の横浜FCで伊藤は抜群の存在感を示している。得点源としてだけでなく、チャンスメイクや献身的な守備でも貢献。J1復帰を目ざすチームで攻守に奮戦している。

勝点11で現在3位の横浜FC。伊藤は「とりあえず目の前の試合を戦っていくっていうことしか、今のところはない。一戦一戦、頑張るだけです」と気合を入れた。

取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)

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