育成学級の児童に覆いかぶさり不適切指導 京都市の小学校教諭と講師を懲戒処分

京都市教育委員会

 京都市教育委員会は29日、育成学級の児童に不適切な指導を繰り返したとして、深草小(伏見区)の男性教諭(54)と男性常勤講師(28)を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。男性教諭は同日付で依願退職した。

 市教委によると、男性教諭は昨年6~11月、複数の児童の頭や尻をたたき、大声や荒い口調で指導した。校長や同僚教員から指摘を受けたが改めなかった。男性常勤講師は6月~10月、児童が動かないように覆いかぶさり、大声や荒い口調で指導した。

 管理監督責任として校長と、管理職への早期の報告を怠ったとして女性教諭2人を教育長厳重文書訓戒処分とした。

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