中国天津市の経済運営、1~2月は穏やかに回復

中国天津市の経済運営、1~2月は穏やかに回復

 天津市街地を走る京津都市間鉄道の列車。(2023年7月20日撮影、小型無人機から、北京=新華社記者/張晨霖)

 【新華社天津3月29日】中国天津市統計局はこのほど、同市の1~2月の経済統計を発表し、経済運営が穏やかな回復傾向を示したと分析した。一定規模(主要業務の年間売上高2千万元、1元=約21円)以上の工業企業の増加値(付加価値額)は前年同期比5.2%増で、伸び率が2023通年より1.5ポイント上昇した。うち採鉱業が3.0%増、製造業が5.6%増、電力・熱・ガス・水の生産・供給業が9.8%増だった。

 固定資産投資(農家を含まない)は6.1%増となった。分野別では、インフラが28.0%増で、うち交通・輸送・郵政が59.6%増、情報伝送・情報技術(IT)サービスが34.5%増だった。工業投資は3.4%増で、うち技術改良が9.1%増となった。

 社会消費財小売総額は3.1%増となった。限度額(主要業務の年間売上高500万元)以上の小売企業が販売する商品のうち、化粧品はよく売れ、小売売上高が2.8倍だった。グリーン(環境配慮)・スマート機器の販売も好調で、新エネルギー車(NEV)が24.7%増、スマートフォンが21.5%増だった。

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