「10年でやれないものは20年でもやれん」愛媛県四国中央市・篠原市長(74)が任期途中で退任意向

愛媛県四国中央市の篠原実市長が来年4月の任期満了を待たず、今年秋で退任する意向を明らかにしました。

(篠原市長)
「10年間が一つの潮時だなと、10年でやれないものは20年でもやれんと私は思っておりましたから、10年で目鼻はつけると」

篠原実市長はあいテレビのインタビューに応じ、3期目の任期が満了する来年4月を待たずに今年秋で退任する意向を明らかにしました。

任期途中で退任する理由について、篠原市長は、地域の新しい中核病院の建設や川之江地域の埋め立てなど、懸案だった事業に一定の見通しが立ったことを挙げました。

また、今年11月27日で任期満了を迎える市議会とのダブル選挙とすることで、選挙経費が削減できるなどと説明しました。

一方、後任について篠原市長は「市の事情や政策を一番理解している高橋誠副市長を希望している」と述べましたが、後継指名はしないということです。

篠原市長は現在74歳で、県議会議長や自民党県連幹事長などを歴任し、2013年から四国中央市長を務めています。

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