四国最大の28回線で119番通報を受信 松山圏域消防指令センターで開所式

大規模災害にも備え消防や救急の連携強化を図ろうと、中予の3市2町が共同で消防指令センターを運用することになり、29日、開所式が行われました。

(山田リポーター)
「新たに設けられる消防指令センター。複数の消防本部の職員が同じ場所で業務にあたります」

新たに開設された「松山圏域消防指令センター」では、愛媛県松山市と伊予市、松前町など中予3市2町からの119番通報を集約して受け付け、それぞれのエリアの消防署に出動の指令を送ります。

29日は、各自治体の市長と町長らが出席し開所式が行われ、テープカットとくす玉を割ってセンターの完成を祝いました。

こちらでは四国で最も多い最大28回線で通報を受信できるほか、通報内容や現場の地図を出動車両などにデータ送信することも可能で、大規模災害などが発生した際には、自治体間の連携強化も期待されます。

(松山市消防局通信指令課・久藤裕之さん)
「少しでも被害を軽減したり多くの命を救ったりということを、松山圏域全体でしっかりと行っていきたいと考えています」

センターは来月から本格的な運用が始まります。

© 株式会社あいテレビ