桜の苗木植樹 「全国植樹祭」を前に 村のシンボルとなるように/岡山・新庄村

第74回「全国植樹祭(5月26日)」を前に岡山県真庭郡新庄村の記念植樹が28日、同村の新庁舎前の広場で行われ、小倉博俊村長らが桜の苗木を植えた。

県内で57年ぶりに開催される同植樹祭(国土緑化推進機構、岡山県主催)の機運を高めるのに加え、新庁舎整備工事が完了することも記念して実施した。

植樹したのはやや濃い目の淡紅色の花が咲き、病気にも強い品種・ジンダイアケボノ1本。あらかじめ掘っていた穴に1.2メートルの苗木と培養土を入れた後、小倉村長と坂本英典議長がスコップで土を被せて仕上げた。

最後に小倉村長は「今、森や自然の大切さについて関心が寄せられている。新庄村は森林を中心としたむらづくりで、時代の先端を歩むと期待している。桜がそのシンボルとなるように成長していくことを願う。村が発足してから152年を迎えるにあたり、工事も終わりを迎える。新たなスタートを切って頑張っていこう」とあいさつした。

現在は旧庁舎に隣接していた創生センターの改装工事が進められており、3月末の落成を見込んでいる。完成した建物には真庭森林組合美甘・新庄支所が入る。

新庁舎の前で開かれた植樹式

© 津山朝日新聞社