りんたろー。「PON!PON!な漫才はウケなくなった(笑)」

新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」が、「ABEMA NEWSチャンネル」にて、ニュース番組『ABEMA Prime』を平日夜9時より生放送している。

**■若者の暴走はなぜ起こる?EXIT・兼近「今は怒ってくれる人がいない」
「唯一の叱る声はネット。怒った後は追い詰めすぎず、拾ってあげて欲しい」**

2024年3月28日(木)夜9時からの放送では、神戸大学の学生サークルが旅館で起こした迷惑行為への様々な意見について考えた。
番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「自分の存在証明をするような気持ち悪いノリが、学生の中にあったんだと思う。やってしまったことはきちんと反省すべき」とした上で、「今は知らないオッサンが怒鳴り込んでくるような時代じゃない。怒ってくれる人がいないから、暴走しすぎてしまう若者が増えたのでは?」と指摘。続けて、「今の時代に、悪ノリをちゃんと注意してくれるのは、インターネットしかないと思う。だから、『このノリって面白くないんだ』と気づける人もいるはず。そして、彼らが反省したのであれば、ネットの人たちは説教をやめて、支える側に立場を変えて欲しい。追い詰めすぎて居場所をなくしたり、『人生どうでもいい』と投げやりになる人を生んではいけないと思う」と持論を展開した。
相方のりんたろー。は「迷惑なことはしちゃいけないは大前提だけど、仲間内で今となっては何が面白いか分からないことを、昔に経験してきた人も多いはず。一発退場を求めるのではなく、時にはイエローカードとする寛容さがあっても良いと思う」とコメントした。

**■どうしてタレントの政治的発言はタブー視?ニュース番組に出演するEXITの想い
りんたろー。「PON!PON!な漫才はウケなくなった(笑)」
兼近「切り取られた意見だけを見て『敵だ』と思わないで欲しい」**

また、番組では、「戦争反対」などの発信が“政治的”とされ、批判の的になる現状について考えた。
兼近は「日本では自分の意見を言わなくても、どうにかなっているように見える。『どうせ自分が声をあげても変わらない』と諦めている人が多い。冷笑文化もあって、『意識が高い人なんだね(笑)』という視線を送る人もいる」と指摘。また、お笑い芸人がニュース番組に出演することについて、「僕のコメントに対して、『この兼近の意見は気に入らないけど、これは納得できる』であって欲しい。切り取られた意見だけを見て、『兼近は敵だ』と思って欲しくない」と語った。りんたろー。は「オファーしてくれた以上は、僕たちが出たからこそ届く人がいると信じている。ただ、『あれだけニュースを語っているのに、チャラ男なワケないじゃん』と思われているのか、『PON!PON!』な漫才はウケなくなった(笑)。僕たちもいろんなことを経験しながら変化しているし、僕たちを見る人たちの目も変わる。これって自然なことであって、その中で僕らが1番ウケる形を追求するしかない」と話した。

本放送の様子は、現在も「ABEMA」にて見逃し配信中

◆『ABEMA Prime』
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