小林製薬「紅麹」 健康被害 県内製薬メーカーでも自主回収の動き

小林製薬の「紅麹」を使った製品で腎疾患などの健康被害が発生した問題に関連し、大和高田市に本社があるワキ製薬でも、「紅麹」を原料とした健康食品を自主回収しています。

対象となっているのは、年間で1万5000個出荷している自社製品「ソルベント」と、他の会社に供給している「栓環通」「龍寿」「龍寿EX」の4つの商品です。ワキ製薬によりますと、原料を仕入れている商社からの連絡でわかったもので、販売を中止するとともに、健康被害の拡がりを防ぐための措置として、購入した人に使用の中止と製品の回収を呼び掛けているということです。

問い合わせには電話やメールで応じていますが、数多く寄せられ、中には、腎結石になったという人もいるとしており、担当者は「しっかり対応させていただきたい」などと話しています。

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