奈良教育大学附属小学校 不適切な指導 小学校長などを処分

国立奈良教育大学附属小学校で学習指導要領に示されている授業時間が不足するなど不適切な指導があった問題で、奈良国立大学機構は学長や小学校長などを戒告などの処分にしたと発表しました。

この問題は奈良教育大学附属小学校で、「毛筆の授業を実施しない」など国語や音楽、道徳など9つの教科で、学習指導要領に沿わない不適切な指導が行われていたものです。この問題を受けて奈良国立大学機構は、3月27日付で奈良教育大学の宮下俊也学長や附属小学校の小谷隆男校長と教員など、あわせて8人を戒告や訓告などの処分にしたと発表しました。

奈良国立大学機構は「適正に運営されるよう引き続き改善策を講じる」とコメントしています。なお奈良国立大学機構は「児童への影響がある」として処分を受けた小谷校長や教員らの処分内容を明らかにしていません。

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