魅力いっぱいの農産物・特産品が奈良トヨタ田原本店に集合！

3月23日(土)と24日(日)、奈良トヨタ田原本店にて、奈良トヨタ株式会社とJAF奈良支部による「奈良のこだわりマルシェ」が開催されました。このイベントは、奈良県の農家を応援することを目的として、奈良県農業法人協会を筆頭に、一般財団法人奈良県ビジターズビューロー南和支部や大和高田市立高田商業高等学校が協力して、奈良県産の野菜、加工食品、特産品を宣伝・販売しました。初日に伺ってきましたので、レポートをお届けします！

当日はあいにくの雨でしたが、朝早くから多くの出店者の方々が集まって商品を並べていました。JAF奈良支部の西中巧さんにお話しを伺うと、「奈良県の伝統野菜である大和野菜を広める地域貢献活動の一環として、地元奈良の農家さんを応援したいという思いからイベントを企画しました。奈良で生産された有機野菜やお米、お茶、焼き餅、ジェラートなど、魅力あふれる農産物や特産品などをマルシェ形式で販売します。」とのこと。天川村などの自治体に加え、高田商業高校の課外活動「まち部。」が出店。地元でしか手に入らない旬のものがたくさん集まっているようです。では、1軒ずつ見て回りましょう！

まずは、「奈良県農業法人協会」のブースを拝見！どんなものを販売されているのか聞いてみました。「奈良県農業法人協会」とは奈良県農業・農村の発展と地域農業の活性化に寄与することを目的とした協会です。

北葛城郡広陵町「マルヒロフーズ」の茄子

「広陵町は靴下づくりが盛んなことで有名ですが、茄子の産地でもあるのをご存知でしょうか？マルヒロフーズでは、『やまと小町』というブランド名で、皮ごと生で美味しく食べられる広陵サラダ茄子やふわとろ長茄子などを栽培しています。油との相性が抜群なので、マーボー茄子や揚げ物、炒め物に最適ですよ。」

山辺郡山添村「大和園」のお茶

「自然豊かな山添村にて、茶づくり職人が真心を込めて製茶した大和園のお茶はすごくおいしいので、ぜひ多くの人に味わっていただきたいです。今日は緑茶、ほうじ茶、玄米茶など6種類のお茶のティーバックを特別価格で販売しますのでお得です。」

宇陀市室生「花の郷 滝谷花しょうぶ園」の加工品

「今日は室生から、お餅、ブルーベリージャム、フキの佃煮、梅干し、草餅などを持ってきました。宇陀市の道の駅などでも販売している商品です。一番よく売れるのはお餅とジャムですね。あと、端午の節句に菖蒲湯はどうでしょう？昔から5月5日に菖蒲の葉をお風呂に入れる風習がありますが、勝負、尚武とも言われるため縁担ぎで受験生などに喜ばれますよ。」

奈良市水間町「空土KU-DO」のお米とお茶

「標高450ｍの大和高原にある水間町を中心に、お米やお茶の生産を行っています。減農薬や有機的栽培法の確立を進め、安心・安全な農産物づくりを心掛けています。ブランド名を『まほの極み』といい、まほとは、真に秀でた場所を表しています。とくに、2.1ｍｍ以上のサイズのコシヒカリだけを厳選した大粒米は希少価値があり、水分量が均一でねばつかず、食べ応えがあると人気です。また、大和高原で育ったさわやかな煎茶、香ばしいほうじ茶はミルクラテやハーブブレンドなどアレンジ豊富に使っていただけます。」

五條市「大和五條ＭＡＲＵＳＥ」のジェラート

 「フードロス問題やＳＤＧＳに貢献したいと、去年の夏に五條市でジェラート工房を始めました。五條市田殿町に店舗がありますが、イベントがあると、キッチンカーで奈良、和歌山、大阪へ出かけています。奈良県産のみの食材を使って販売するのがこだわりで、自家農園で育てた果物や、地元農家から仕入れた新鮮な旬の果物を使うことで、一年を通してさまざまな味わいを楽しんでいただけます。イチオシは夏限定の自家農園で育てた桃です。 ぜひ四季折々の移ろいをジェラートで感じてください。」

次に、奈良県の観光振興に関するサポート事業などを行う「奈良県ビジターズビューロー」のブースにお邪魔しました。

吉野郡天川村の特産品

「商品の販売と観光PRに伺いました。昨年末に起きた下北山村の土砂崩れで、未だに国道169号線の通行止めが続いています。現地の応援のため、下北山村の商品をイチオシしています。下北山村で手摘みした伝統野菜・下北春まなを使用した食物繊維豊富なおかず味噌『にんにく春まなみそ』はご飯のお供に最適です。また、何にでも合う万能調味料『ご当地アウトドアスパイスほりにし』が奈良県では下北山村から発売されています。また、天川村のインスタにも力を入れており、今回インスタフォローをしていただくと缶バッチの手作り体験ができるというサービスを行います。」

吉野郡大淀町の特産品

「今回はSDGSチャレンジとして昨年夏に新発売した『樹上完熟梨サイダー』をぜひ紹介したくて持ってきました。大淀町にある梨子本果樹園の規格外品の梨を使用しています。樹の上で完熟するまで収穫を遅らせることで、甘い梨に育て上げました。みずみずしくて爽やかなサイダーをぜひ味わっていただきたいと思います。また、大淀町特産の日干番茶を粉末化することに成功しまして、ほうじ茶塩味ポップコーンの実演販売をさせていただきます。」

吉野郡川上村の映画

「今日は川上村を舞台にした映画「霧の淵」のPRをするため参加させていただきました。4月19日から全国で順次公開されます。主人公が生まれ住む老舗旅館の『朝日館』は、吉野大峯山系への入り口に位置し、約140年前から多くの旅人や登山客をお迎えしてきました。建築当時の趣を残したまま、今も営業している旅館なんですよ。観てくださると地元民としてうれしいなと思います。また、ホテル杉の湯の露天風呂リニューアル記念として日帰り入浴100円OFF券などもお配りします。これを機に、ぜひ川上村にお越しいただきたいと思います。」

高田商業高校の「すき焼き」

「高田商業高校の生徒が作ったすき焼きのレトルトパックを販売しています。高田商業高校では毎年新入生に先輩がすき焼きをふるまうという伝統行事があるんです。2019年に、このすき焼きを商品化しようと当時の学生たちが開発しました。いま、売り上げの一部を能登半島地震の復興支援に充てる活動もしています。こうしたイベントに参加することは、地元を盛り上げる活動にも繋がり、いろいろな方とお話ができるので、とても勉強になり楽しいです。」

吉野郡下市町「中本食品」の豆腐

「下市町にある小さな豆腐店です。祖父の代から完全手作りで製造しています。スーパーで売っている充填豆腐とは違う本物の味をぜひ味わっていただきたいと思います。地元では人気の豆腐店ですが、大量には作れないため、通常はお店販売のみです。今日はご縁があってこちらに出店させていただきました。近所の方にしか販売していない豆乳も今日は持ってきています。ぜひ、味わってみてください。」

どの方々も商品に対する熱い思いを語ってくださり、知らなかった地域の特産品を知ることができました。JAFでは今後もこのようなイベントを企画していきたいと考えているそうです。

今後のイベント情報はJAFナビをチェックください。