平年より3日遅く 近畿地方のトップを切って 京都でサクラ開花

近畿地方のトップを切って、京都でサクラが開花しました。
平年より3日遅く、去年より12日遅い開花の発表となりました。
京都のサクラの標本木がある京都市中京区の二条城では、午後2時すぎ、京都地方気象台の職員3人がソメイヨシノを観察し、5輪以上の花が咲いているのを確認しました。

【声】京都地方気象台の職員
「5輪以上の開花を確認できました。本日、京都のサクラの開花を観測しました」

標本木のソメイヨシノは、29日午前の観察時には2輪の開花が確認されたのみでしたが、午後になって気温が20℃を超える春本番の陽気となり、次々と花が開きました。二条城を訪れた多くの観光客らも興味深そうに標本木を眺めていました。
平年より3日遅く、去年より12日遅い開花は、先月から今月にあった強い寒気の影響によるものだということですが、今後は気温の高い日が続く見込みで、早ければ一週間以内に京都は満開を迎える可能性もあるということです。

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