退職者に辞令交付 岩手県職員は66人 「三陸・岩手の復興に微力ながらも貢献できたのでは」 定年延長で前年度からは半減 菊池副知事の離任式も

2023年度最後の平日となった29日、官公庁や企業では退職者への辞令交付が行われました。このうち岩手県は66人が退職の時を迎えました。

2023年度の県職員の退職者は定年の年齢が61歳に延長されたことで該当者が減り、前年度より68人少ない66人です。
29日盛岡市で行われた辞令交付式では退職者を代表して復興防災部長の佐藤隆浩さんに達増知事から辞令と感謝状が手渡されました。

(達増知事)
「皆さんは県職員として県民福祉の増進と県勢の発展に力を注いでこられ、岩手の持つ可能性はますます高められてきました」

ふるさと振興部長を務めた熊谷泰樹さんが代表で謝辞を述べ、東日本大震災の復旧復興への思いを語りました。

(熊谷泰樹さん)
「達増知事の力強いリーダーシップと同僚職員のサポートによって困難な課題に立ち向かうことができ、現在の三陸・岩手の復興に微力ながらも貢献できたのではと考えています」

県は新年度を迎える4月1日に新採用職員の辞令交付を行います。

また29日は任期満了に伴い3月いっぱいで退任する菊池哲副知事の離任式が県庁で行われました。菊池副知事は2020年4月に就任後、主に新型コロナ感染拡大に伴う対応をはじめ、エネルギーや物価高騰対策で手腕を発揮しました。離任式では集まった職員に「引き続き県民のために頑張ってほしい」とエールを送りました。

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