投資用マンション建築の(株)暁建設(埼玉)が破産へ

(株)暁建設(TSR企業コード:314548025、埼玉県戸田市)は3月29日に事業を停止し、破産手続きを堂野達之弁護士ほか5名(堂野法律事務所、東京都中央区銀座1-5-8)に一任した。
負債総額は55億1800万円(2023年7月期決算時点)。

コンクリート基礎工事業者として設立。その後、マンション建設を基幹事業とした。投資用マンションの建設を得意とし、個人投資家向けの取引拡大で2019年7月期に6億5100万円だった売上高は、2023年7月期に53億1700万円と急拡大していた。一方、材料費や外注費など原価上昇などから、2023年7月期の最終利益は1025万円にとどまっていた。
こうしたなか、2023年夏頃より支払遅れが目立つようになり信用が低下。さらに2024年1月、注文者(施主)に対して、資材高騰などを理由に、請負代金の増額に応じた案件から優先的に施工することを通知していた。しかし、想定外の債権回収が困難になるなど資金繰りは改善できず、今回の事態となった。
なお、5月頃に東京地裁に破産を申請する予定。

※(株)暁建設(TSR企業コード:314548025、法人番号:2030001104489、戸田市新曽423、設立2014(平成26)年8月、資本金3000万円)

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