東京ドームの開幕戦を彩る 群馬・農大二高吹奏楽部が演奏とマーチング

東京ドームでマーチングを披露する部員(農大二高吹奏楽部提供)

 高校マーチングの強豪として知られる群馬・農大二高吹奏楽部は29日、東京ドームでの巨人―阪神戦の開幕戦セレモニーに出演した。演奏とマーチングで「伝統の一戦」のボルテージを高めた。

 マーチングは昨年の全国大会出場の演目をアレンジし、外野の中央付近で息の合った動きと力強い演奏で実力を見せた。選手入場では、巨人・阿部慎之助監督の選手時代の登場曲でもあるアース・ウインド&ファイアーの「セプテンバー」を演奏、スタンドからは大きな拍手と声援が起こった。新3年、2年の部員が出演、顧問の樋口一朗教諭が指揮した。

 同校は昨年11月の「全日本マーチングコンテスト」と12月の「マーチングバンド全国大会」でいずれも金賞を受賞。10月には台湾の建国記念日に当たる「双十節」の政府主催祝賀式典に招待され、台湾総統府前広場でマーチングを披露した。

息の合った動きで魅了した(農大二高吹奏楽部提供)
ドームの電光掲示板に「東京農業大学第二高等学校吹奏楽部」の文字が浮かんだ(農大二高吹奏楽部提供)

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