松山・子規博デジタルアーカイブに4点追加 直筆「明治三十年俳句稿」など

「松風会九月会稿抜萃三十章」で子規は言葉の重復などで句に「タルミ」が出ないよう注意喚起している(子規記念博物館蔵)

 松山市立子規記念博物館(愛媛県)は29日、館のデジタルアーカイブに、新たに子規直筆の「明治三十年俳句稿」など4点を追加して公開した。各資料の全ページをデジタル画像で載せ、詳しい解説文も添えている。

 同館は開館40周年の2021年、インターネットで資料を公開するデジタルアーカイブを始め、これまでに子規直筆資料「なじみ集」(市指定有形文化財)など5点を公開している。

「明治三十年俳句稿」は縦線を引いて抹消や訂正をした跡が残る。清書本は作られなかった(子規記念博物館蔵)

© 株式会社愛媛新聞社