王文濤氏、蘭貿易相と会見 半導体装置の対中輸出等意見交換

王文濤商務相(右)は27日、北京で訪中したオランダのファンレーウェン貿易・開発協力相と会見した。

28日の中国商務省サイトによると、王文濤商務相は27日、北京で訪中したオランダのファンレーウェン貿易・開発協力相と会見した。双方は半導体製造用露光装置の対中輸出や半導体産業の協力強化などについて踏み込んで意見を交換した。凌激・商務次官兼国際貿易交渉副代表が同席した。

 王氏は次のように述べた。今年は中国とオランダのオープンで実務的な全面協力パートナー関係樹立10周年だ。両国指導者の戦略的リードの下、両国の経済・貿易関係は着実に発展している。中国はオランダの自由貿易堅持を称賛し、オランダを信頼できる経済・貿易パートナーとみている。オランダが契約精神を堅持し、企業の契約義務履行を支持し、露光装置の正常な貿易を確保するよう希望する。安全保障の拡大解釈を防ぎ、世界の半導体産業チェーン・サプライチェーンの安定を共に維持し、二国間の経済・貿易関係の持続的健全な発展を図らなければならない。

 ファンレーウェン氏は次のように表明した。オランダは貿易立国で、自由貿易を主張し、中国との経済・貿易協力を高度に重視している。中国はオランダにとって最重要経済・貿易パートナーの一つで、オランダは引き続き中国の信頼できる協力パートナーでありたいと願っている。オランダの輸出規制は特定の国に対するものではなく、その決定は独立自主の評価に基づくもので、また安全保障面の制御可能性を前提とし、グローバル半導体産業チェーン・サプライチェーンへの影響をできる限り少なくしている。中国とグリーンシフトや高齢者介護サービスなどの分野の協力を一段と拡大することを期待している。〔東京3月28日発中国通信〕

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