スマホ大手小米が初開発の新エネ車発表

 中国のスマートフォン大手の小米(シャオミ)グループは28日夜、北京で記者会見を開き、初めて開発した新エネルギー自動車〈NEV〉「SU7」を正式に発表した。

 SU7、SU7Pro、SU7Maxの3タイプがあり、価格は21.59万元〈1元=約21円〉から29.99万元。航続距離は700キロ以上。納車はSU7とSU7Maxが4月末から、SU7Proが5月末から。

 小米の創業者で会長兼最高経営責任者(CEO)の雷軍氏は次のように説明した。研究開発チームはスタイリングデザイン、バッテリー、インテリジェント運転、インテリジェント運転席、音声インタラクション、車体構造など主要分野で多くの技術革新を実現した。また自動運転機能に関しても独自のスマート運転システムを4月に社内ユーザーテストを開始し、5月に10都市、8月に全国に拡大する予定。

 小米は2021年に電気自動車分野への参入を発表した。小米汽車が北京経済技術開発区に工場を建設した。現在、工場は敷地面積が70万平方メートルを超え、生産能力の整備が進み、76秒に1台ラインオフが可能。

 中国自動車工業協会〈CAAM〉によると、今年1~2月の中国のNEV生産は前年同期比28.2%増の125.2万台、販売は同29.4%増の120.7万台に達し、業界の良好な発展が続いている。〔北京3月28日発新華社=中国通信〕

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