「とても内気で、英語も上手ではなかった」遠藤航はいかにしてベルギーで信頼を得たのか。当時のコーチが明かす「彼はピッチ内外で賢くて...」

躍動を続けるリバプールの遠藤航は、現地での注目度も高まっている。

英衛星放送『SKY SPORTS』は3月27日、遠藤がベルギーのシント=トロイデン(STVV)に在籍していた時にアシスタントコーチだったイサメ・シャライ氏などのインタビューを紹介。日本代表MFの過去に迫っている。

「彼はとても内気で、英語もあまり上手ではなかったので、大変だった。彼に映像を見せたり、我々が期待していたものを見せたりすることがたくさんあった」

加入当初の遠藤の様子についてそう回想したシャライ氏によれば、チームの結束を高めるトレーニングとして実施していた『謎解き脱出ゲーム』で、「多くの暗号を発見したのはエンドウであるとわかった」という。

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「彼はピッチ上で非常に賢いし、ピッチ外でもとてもクレバーだ。それで、彼は他の選手たちから多くの信頼を得たんだ」

同氏は「彼の最大の特徴は、チームにバランスをもたらすことだ。彼は試合をよく読む。チームがボールを失ったときに何をしなければならないかを常に考えている」と続けている。

「彼はワンタッチやツータッチでプレーするのが好きなので、試合をあまり複雑にしない。それでいて、テクニックも上手いし、メンタルもとても強い」

シャライ氏は当時から遠藤のポテンシャルを認めていたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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