【センバツ】中央学院・相馬監督 準決は接戦狙い…報徳学園は「素晴らしいチームだと重々承知」 

準決勝への意気込みを語った中央学院・相馬監督

第96回選抜高校野球大会の休養日となった29日、中央学院(千葉)は兵庫・西宮市内にある津門中央で全体練習を行った。

野手陣はフリー打撃やバント練習、投手陣はブルペン投球などで調整し、30日に対戦する報徳学園(兵庫)との準決勝に備えた。最終調整を終えた相馬監督は「(相手は)超名門校なので、素晴らしいチームだと重々承知しております。相手投手、うちの投手の出来にもよりますが、3点勝負でいければチャンスがある」と力を込めた。

指揮官は恋愛を推奨するなど、新しい試みを行っている。その斬新な取り組みを実施するのは、社会人野球のシダックスに在籍した際の経験だという。相馬監督は「僕の野球の仲間が自由な人だった。シダックスが最高でした。活躍しなかったけど最高のチームと思えるチームが最高だなと思っている。野球の素晴らしさを伝えたいと常に思っています。甲子園に来てから毎日思っています」と熱く語った。

決戦を前に選手たちを思う指揮官は「春の時点でまだ技術的に未熟なので、勢いを利用して迷わないのが大事だと指示を出していく」という。

春夏を通じて甲子園大会初勝利を挙げ、一気にのし上がってきた同校が昨春準優勝校に堂々と立ち向かう。

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