【早出し】芋煮会、手ぶらOK! 道の駅やまがた蔵王に「広場」、来月1日オープン

手ぶらで芋煮会が体験できる芋煮広場=山形市・道の駅やまがた蔵王

 山形市の道の駅やまがた蔵王に来月1日、手ぶらで芋煮会が体験できる「芋煮広場」がオープンする。食材や道具は全て施設側が用意し、利用者は調理しながら食べるだけ。面倒な準備や後片付けも不要で、友人同士や家族連れで気軽にアウトドアが楽しめる。29日に現地で報道関係者向けの体験試食会が開かれた。

 芋煮広場は降雪期を除く毎年4~11月に開設する。670平方メートルの敷地に天然芝を敷き、かまどを備えた4人掛けのテーブル12台をL字に配置。日よけや雨よけのためにテントを設け、天候に関係なく屋外で芋煮会ができる。

 提供する芋煮会セットは山形風で、サトイモや牛肉、こんにゃくなどの食材のほか、土鍋やまき、食器類はサトイモ生産のさとう農園(同市)が用意。利用者は手順書を確認しながら、食材の簡単な下ごしらえや火の管理を行うだけで、1時間ほどで完成する。締めはかまど炊きの県産ブランド米「つや姫」か、釜揚げうどん(カレーパウダー付き)を選べる。

 同社の佐藤卓弥社長は「『誰でも簡単においしく』がコンセプト。県内外や海外の方にも芋煮の魅力を発信したい」、同道の駅の青木哲志(さとし)駅長は「観光需要は『モノ消費』から『コト消費』にシフトしている。通過点から目的地になる道の駅を目指したい」とそれぞれ話した。

 芋煮会の体験は午前11時半~午後1時半の2時間。1テーブル2~4人用で、同時に最大48人まで受け入れる。貸し切りも可能。体験は2人以上からで、料金は1人当たり大人(中学生以上)3500円、小学生2300円。未就学児無料。1週間前までに予約する。問い合わせはいも煮ジャパン090(6938)5245。

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