「葬送のフリーレン」キャラクター人気投票の結果に中国ネットユーザーから疑問の声

25日、人気アニメ「葬送のフリーレン」の第2回キャラクター人気投票の結果に、中国のネットユーザーが首をかしげている。

2024年3月25日、人気アニメ「葬送のフリーレン」の第2回キャラクター人気投票の結果に、中国のネットユーザーが首をかしげている。

「葬送のフリーレン」は、山田鐘人氏(原案)とアベツカサ氏(作画)による漫画が原作の作品。人間、ドワーフ、エルフなどさまざまな種族がいる世界を描いたファンタジーもので、エルフの魔法使いである主人公フリーレンが勇者ヒンメルら仲間たちと共に魔王を倒し、10年に及ぶ冒険の旅を終える。そして50年後、かつての仲間の死に直面したフリーレンが、人間について知ろうと新たな旅に出るという物語だ。

そんな同作品の第2回キャラクター人気投票は、2024年3月1日(金)から3月24日(日)まで「少年サンデー公式サイト WEBサンデー」の特設ページから1人何度でも投票することができ、投票結果は「週刊少年サンデー」本誌と、一部結果をX(旧ツイッター)公式アカウントにて発表された。なお、第1回は100キャラクターが対象だったのに対し、第2回は116キャラクターが対象となり、総投票数は1268万8733票に及んだ。

同ランキングのトップ10は、1位がヒンメル(123万9533票)、2位が断頭台のアウラ(104万5369票)、3位がフェルン(86万4863票)、4位がユーベル(84万7205票)、5位がフリーレン(81万6279票)、6位がリーニエ(67万5744票)、7位がシュタルク(58万7392票)、8位が黄金郷のマハト(35万3780票)、9位がソリテール(35万2524票)、10位がミミック(34万1347票)だった。

なお、1人1票のみで集計された番外編(総投票数144万超え)のトップ10では、1位がフリーレン、2位がヒンメル、3位がフェルン、4位がミミック、5位がシュタルク、6位がユーベル、7位が断頭台のアウラ、8位がデンケン、9位がフランメ、10位がザインになっていた。

この結果が中国のSNS・微博(ウェイボー)の複数アカウントに紹介されると、ネットユーザーからは「最も魅力的な悪役、ミミック!!」「ミミックの大勝利だ!」「(これでも)まだミミックは少ないよ」「みんなミミックが好きなんだね!」などと、ミミックを推す多くの声が寄せられた。

一方で「2位がまさかのアウラ」「なんでアウラの順位がそんなに上なの?」「アウラはそんなに人気なの?」「ええ?なぜこんなに多くの読者と二次創作者がアウラを好きなのか理解できない。物語においてもキャラクター設定においても、アウラは本当に見たままの反社会的人物だ」「主人公よりも人気があるとは…」などと、2位にランクインした断頭台のアウラの順位を不服に思うコメントも少なくなかった。

また、「やっぱり1人1票の結果の方が正確な気がする」「1人1票のリストの方がはるかに信頼できる」「ランキングを見て混乱した!1人1票バージョンを見ておこう」などと、1人1票のランキングの結果に納得するコメントが目立った。(翻訳・編集/岩田)

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