【住之江ボート・GⅠ太閤賞】瓜生正義が久びさのGⅠ勝利「勝ちに対する意識が薄くなっていたかも」

瓜生正義

ボートレース住之江のGⅠ北急延伸記念「太閤賞競走 開設67周年記念」(優勝賞金1100万円)は29日、優勝戦が行われ、1号艇の瓜生正義(48=福岡)が逃げ切りV。通算90Vを21回目のGⅠ制覇で飾った。なお、今大会6日間の売り上げは112億6493万7200円。目標の100億円を突破した。

ずば抜けた足には仕上がらなかった今節の瓜生だが、地元強豪を抑えて1号艇で優出。SG初優勝が住之江(2009年オールスター)なら、2回のグランプリVもここ住之江(2016、2021年)と相性の良さが目立つ。とりわけ2021年のグランプリは断然人気の1号艇・峰竜太を3コースまくりで沈める劇勝だった。

2022年に選手会代表に就任すると優勝から遠ざかり「(代表になってから)勝ちに対する意識が薄くなっていたかもしれない」と反省。「去年の年末ぐらいから不甲斐ないと思い、少し勝ちに対して入れ込んだ」ことが結果になって現れた。

これで賞金ランクも7位まで上昇。「またグランプリに出られるように頑張ります!」と気持ちも高まっている。聖地・住之江に滅法強い代表は、年末の大舞台に雄姿を見せてくれそうだ。

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