虞美人草とも呼ばれる「雛罌粟」は何と読む?

スペインでは「アマポーラ」、フランスでは「コクリコ」

ヨーロッパ原産の一年草で春から7月にかけて開花する「雛罌粟」。花の色はおもに、赤、ピンク、白、複色です。イギリスでは「シャーレー・ポピー」、スペインでは「アマポーラ」、フランスでは「コクリコ」と呼ばれています。さて、「雛罌粟」は何と読むでしょうか?

歌手アグネス・チャンさんの1972年の日本デビュー曲のタイトルにもなっていますね。

さて、正解は?

正解は・・・

「ひなげし」でした! 「雛芥子」とも書きます。その名の通り、ケシ科の植物ですが、麻薬の原料となる成分は含まれていない園芸用の品種です。

日本では、別名「虞美人草」という名でも知られています。中国の楚の武将・項羽の愛人であった虞姫(ぐき)に由来します。項羽が漢の劉邦に敗れ自害した時、虞姫もその後を追って自ら命を絶った場所に咲いた花がひなげしだったといわれています(諸説あり)。

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