顧客が預けていた金(きん)を持ち逃げか、北京の多くの店舗がもぬけの殻―シンガポールメディア

中国の産金大手、中国黄金と山東黄金の北京市内にある多くの加盟店が突然閉鎖され、顧客が預けていた金(きん)を回収できない状況になっている。被害額は計4億元超に上るという。

中国の産金大手、中国黄金と山東黄金の北京市内にある多くの加盟店が突然閉鎖され、顧客が預けていた金(きん)を回収できない状況になっている。被害額は計4億元(約84億円)超に上るという。シンガポール華字メディアの聯合早報が27日付で報じた。

記事によると、北京市朝陽区双井のショッピングモール「富力広場」に入居している中国黄金の「概念店」は昨年12月に突然閉鎖され、山東黄金の市内にある加盟店6軒もこれまでにすべて閉鎖された。

中国黄金の概念店は、金を400グラム預けるごとに毎年10グラムの利息を現金で返すと約束していた。

中国黄金の幹部によると、北京富力広場の加盟店は違法経営で、責任者は拘留された。すでに司法手続きに入り、同社は積極的に協力しているが、進展はないという。(翻訳・編集/柳川)

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