【巨人】戸郷翔征が初の大役〝めで鯛〟1勝! 勝負メシに「自分で焼きました」

試合後、ファンとハイタッチする巨人・戸郷翔征(右)

初の大役も〝めで鯛〟結果となった。巨人の戸郷翔征投手(23)が29日の開幕戦・阪神戦(東京ドーム)に先発し、6回100球を投げて4安打5奪三振の無失点に抑える好投。今季1勝目を手に入れた。

自身初の開幕投手で、独特の緊張感を味わいながらの登板となった。初回の先頭・近本には「最初から決めていた。初球は直球を投げたかった」と147キロの直球でストライクを奪い、今季を幸先よくスタート。4回まで毎回走者を出しながらも三塁は踏ませず、最後は6回に木浪を三ゴロに打ち取って、大役を終えた。

今季を占う開幕投手ということもあり、お立ち台では開口一番「疲れました!」と本音を明かすほど、想像以上の重圧もあった様子。「(ホッとした)その一言だと思います。やっと肩の荷が下りたなっていう感じです」と安どの声を漏らすと「でも1試合しか終わってないので、まだまだこれからだなと思います」とさらなる状態アップを誓った。

この日の登板前には縁起のいい勝負メシも食らった。

「鯛を食べました。〝めで鯛〟にちなんでね。自分で焼きました。そんな難しくないから、チンってするだけなんで(笑い)」

自ら焼いた鯛を食して英気を養った右腕。その甲斐あっての好投に「良かったです。鯛、泳いでました。目の前に(笑い)」と笑顔をあふれさせていた。

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