【広島】新井監督 黒星発進も光明「よく振れていた」 野手8人中6人が初安打

新井監督

天敵攻略も一歩及ばす…。29日、広島はDeNA戦(横浜)に3―4で逆転負けし、新井貴浩監督(47)は2年連続で開幕黒星発進となった。

昨季4敗を喫していたDeNAの開幕左腕・東克樹投手(28)に対し、3回に5連打を浴びせ3点を先取するなど、見せ場を作ったが直後に鯉の開幕投手・九里亜蓮投手(32)がハマのルーキー・度会にまさかの同点3ランを被弾。最後は昨年チーム最多の62試合に登板した島内颯太朗投手(27)が8回にDeNA打線につかまり、勝ち越し点を献上し、万事窮した。

投打がかみ合わず開幕戦を落とした指揮官だが、それでも「ナイスピッチングだったと思います」と7回8安打3失点だった九里の奮闘ぶりを称えた。

攻撃陣にも8人の先発野手のなかで6人に初安打、無安打のレイノルズも犠飛で打点など、打線は開幕戦から2ケタ安打と活発な姿を見せた。指揮官は「開幕戦の緊張感もあったと思うけど、みんなよく振れていました」と、あくまでも前向きに試合を振り返った。

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