この夏に行われるビッグトーナメントは数多く、EURO2024、コパ・アメリカ、そしてパリ五輪と目白押しである。
今月発表された代表チームのユニフォームの中で『The Football Faithful』が選んだ「最悪の5枚」をご紹介する。
チリのアウェイユニフォーム
サプライヤー:Adidas
この夏のコパ・アメリカにおいて大々的に披露されるユニフォームは、これまでにないほどに華やかな物が揃っている。
しかしAdidasが提供したチリ代表のアウェイユニフォームは特に記憶に残らない。白いベースに赤のラインが入っているが、正直に言えばトレーニングトップのようだ。
ブラジルのホームユニフォーム
サプライヤー:Nike
サッカー王国ブラジル代表を象徴するカナリアカラー。ゴールドに近い黄色と青で彩られるユニフォームは、サッカーの国際試合でイメージされる典型的なものだ。
しかし今回Nikeが発表したブラジルのホームユニフォームは、淡い黄色の背景にシダ植物やジャガーなどからインスパイアされた模様をあしらったもので、エンブレムは中央に集中させているものだった。
ブラジル代表のカラーリングはもともと華やかであるため、シンプルなほうが明らかに生きる。凝ったデザインにしようとして逆に印象を失わせている。
オランダのアウェイユニフォーム
サプライヤー:Nike
オランダもそのオレンジ色が象徴的なもので、お気に入りだというコレクターも多い。ただEURO2024のために作られたアウェイユニフォームはそうならないかもしれない。
ホームは前回よりも鮮やかなオレンジ色で美しいが、アウェイユニフォームはネイビーのテンプレートに幾何学的なデザインで、路線バスのシートのようだ。
ナイジェリアのホームユニフォーム
サプライヤー:Nike
ナイジェリアはいつも緑と濃緑の組み合わせで美しいユニフォームを作ってきた。過去10年間は常にファンキーで新鮮なデザインを見せてくれたが、今回はやや残念なものだ。
胸にはイーグルのデザインが入っている…のはともかくとして、なぜかホワイトがベースになっている。さらに襟のデザインがスクエアで似合っていない。
フランスのアウェイユニフォーム
サプライヤー:Nike
フランスはEURO2024に向けたユニフォームで「80年代にインスパイアされた」デザインを使った。薄めの青でシンプルに描かれたホームユニフォームは、練習着のようであるがそれなりのものだ。
ただアウェイはまさに雄鶏のようだ。ピンストライプの上にピンストライプがあり、白いシャツに青と赤のラインがパンツまで続いている。