マーク・ウォールバーグ、『ディパーテッド』の変な髪型は次作のためだった!?

マーク・ウォールバーグ(52)は『ディパーテッド』の撮影中、次作のために伸ばしていた髪のことでスタッフと揉めていたという。マーティン・スコセッシ監督による2006年の同作で潜入捜査官ショーン・ディグナムを演じたマークは、当初は別の役を演じる予定だったものの撮影前に役柄が変更され、出演料も支払われなかったほか、自身の長髪が問題となったことも明かしている。

ジョシュ・ホロウィッツのポッドキャスト『ハッピー・サッド・コンフューズド』に出演したマークは、次の作品『インヴィンシブル 栄光へのタッチダウン』に向けた役作りが、髪型をめぐる問題につながった事をこう説明している。「いくつかのことについては少し(怒った)けど、最終的にはうまくいった」「もともとは別の役を演じるはずだった。本来ならギャラをもらうはずだったんだ」「そして、ディグナムを演じることに合意し、その役を演じること、そして僕の相手役を演じているほかの皆の状況に対する僕のアプローチの仕方を考えると利点があった。そして、その後に別の映画があったんだ」「髪を伸ばそうとしていたから、あの変な髪型になった。みんなは『あのカツラは何だ?』って感じだったけど。あれはカツラじゃなくて、次の映画のために髪を伸ばそうとしていただけなんだ」

マークは、同作でスコセッシ監督がジャック・ニコルソン、マット・デイモン、レオナルド・ディカプリオ、アレック・ボールドウィンといった豪華キャストを相手に難しい立場に立たされたことは理解できるとしつつも、こう続けている。「『インヴィンシブル』の撮影に出かけて、エクステを付けて帰ってきたら、エクステを外せって言われたんだ。8時間もかかったんだよ。俺はエクステを取るつもりはないって言った。いくつか問題があったよ」

そんなマークは、結果的に同作品で自身初となるアカデミー賞助演男優賞へのノミネートを達成、「自分の個人的な目標とか、俳優としてのチャンスとかではなく、大局的な視野で考えていた。そして、脚本をもう一度読んだとき、『よし、ここに何かがある』と思ったんだ」とし、今では演じた役柄に誇りを持っていると振り返っていた。

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