矢板市長選31日告示 現職斎藤氏と新人森島氏が一騎打ちへ

斎藤淳一郎氏(左)と森島武芳氏

 任期満了に伴う矢板市長選は31日告示される。いずれも無所属で、3選を目指す現職斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(51)と、前市議の新人森島武芳(もりしまたけよし)氏(37)の2人が立候補を表明しており、一騎打ちとなる公算が大きい。投開票日は4月7日。

 斎藤氏は小中学校の統合や、道の駅やいたの第三セクター化に伴う新たな財源確保などの実績をアピール。「改革を止めるのか止めないのかが争点だ。行財政改革を進めつつ、積み立てた基金を活用して市民の要望に応えていきたい」と主張する。

 森島氏は「矢板市の衰退を嘆くたくさんの声が今の市政で置き去りにされている」と指摘。雇用・経済対策を「一丁目一番地」に掲げ、民間企業での経験を生かして成長産業の集積や地元企業の徹底支援を目指し「衰退に歯止めをかける」と訴える。

【立候補予定者略歴】

斎藤淳一郎氏(51)無現
 矢板市長2期。元県議。元県職員。元日本貿易振興機構職員。早稲田大大学院修了。同市東町。

森島武芳氏(37)無新
 前矢板市議。2023年4月に初当選、1期目で辞職。元リクルート社員。筑波大大学院修了。同市中。

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